線画を描いて
色塗の途中
あわてなくていいから
ゆっくり仕上げていこう
*
幼少期に大好きな本を買ってもらえず、図書館で借りていました。
一冊でも多く読みたい。
そんな気持ちから、本を速く読むクセがついたようです。
言葉を丁寧に拾い、物語をゆったり楽しむ余裕。
読書の醍醐味である大切なことを置き去りしていた気がします。
絵を描くことも同じ。
私は視神経が極端に弱く「いつ失明してもおかしくない」
医師から診断を受けたのは小学生のころ。
だからなのか、下描きから色塗りまでを短時間で仕上げていました。
そんなに慌てても楽しくないのにね。
人生何年生きられるかは、誰にもわかりません。
病気じゃなくても、突然終止符が打たれる場合だってあります。
だけど、そんなことを考えてばかりいると楽しめない。
今、生きてる
今、本を読めている
今、絵を描けている
今、あること
今、できること
今ココに意識を向けると、不思議と心が落ち着く。
だから慌てなくてもきっと大丈夫。
人生はなるようにしかならない。