私は窮地に追い込まれた心境で、帯状疱疹神経痛に良いとされることは何でも行った。ダメ元の心境だった。その経験から、症状が長引き苦しんでいる高齢者の参考となればとの思いで、それらを下記に列記することとした。

 効能効果が確かな医師処方薬を除けば、列記したものの有効性の有無については何とも言えない。私の帯状疱疹神経痛が医師の処方薬だけで治ったのか、その他に下記に列記した帯状疱疹神経痛には良いとされているすべて又は一部が相乗的に作用して回復に役立ったのか、確認することはできないが、少なくともこれらの中の何かが有効的に作用したのではないかと個人的に思っている。

 なお、9月22日に初めて左肋骨の激痛に襲われたが、その前日の21日にコロナワクチンを接種していて、そのことが発症要因に関係しているかどうかは不明だった。

 

(1)医師の処方薬を確実に飲む。

①    抗ウイルス薬(パラシクロビル錠500mg)……毎食後1日3回(8日間飲む)

②    鎮痛剤(アセトアミノフェン200mg)……毎食後1日3回(31日間飲む)

③    末梢神経障害性の疼痛に対する鎮痛剤(タリージェ10mg)

                   ……朝食後、就寝前1日2回(28日間飲む)

④    ビタミンB12(メコバール錠500μg)……毎食後1日3回(3日間飲む)

                          皮膚科クリニックのみ

※    薬を多量に飲んでおり、薬によっては腎臓に負担をかけるものもあると聞い

  たので夜トイレに起きるたびに水を一口ずつ飲むように努めた。

⑤    ビダラビンクリーム3%「マルホ」 ……1日2回塗布(3日間)

                          皮膚科クリニックのみ

 

(2)睡眠は薬と考えできるだけ眠る……1日7〜8時間は寝る

   睡眠が十分とれない場合は担当の医師と相談の上、睡眠薬または精神安定剤の    

  内服の検討も必要

 

(3)毎日ウオーキングをする

  左肋骨痛部を手で押さえながら1日1000から3000歩へと徐々に歩数を増やした(治療開始から3日後の29日から開始)

 

(4)痛みのない部分の筋トレやストレッチを行う

  腹筋や背筋運動を除いた運動(治療開始の1週間後の10月2日から開始)

 スクワット、腕立伏せ、足や手の屈伸運動など、毎日激痛に顔をしかめながら

 布団の上げ下ろしも行った。

 

(5)趣味など好きなことに集中することはいいといわれるので趣味の将棋を行った

   将棋をしている時は不思議と痛みが軽減(インターネット将棋ウォーズで毎日  

   数番、1〜2時間多人数の将棋愛好者と対戦した)

 

(6)痛んだ神経の修復に有効とされるビタミンB12を含む食品をできるだけ摂取

  シジミ、アサリ、チーズ、レバーなど

 

(7)せんねん灸を毎日、帯状疱疹神経痛に有効とされるツボに行った

  ツボの場所(合谷、曲池、中渚、足三里、太渓、大都)

 

(8)(株)コウケントー製造の光線治療器を発疹の出た部位と痛みのある部位(私

  の場合は背中〜脇腹〜左胃上部の肋骨の下)に光線を照射したに毎日1時間ほ

  ど照射した。

  光線治療器は40年ほど前に購入したもので、太陽の光を適切に浴びると、自然治 

 癒力が高まるという原理を応用したもので、太陽光に近い波長の光線を患部に照射 

 するもので帯状疱疹にも有効とされている。帯状疱疹神経痛は一般的には痛みのあ

 る部分を温めるのが良いとされているので、少なくても照射部位の深部が温めるこ

 の方法は効果が期待できると考えた。

  神経痛症状が長引いている高齢者の方は、この光線治療器の使用も検討されては

 いかがだろうか。これは私の個人的な考えであって、光線治療器によって治癒を保

 証するものではないが、試みるのも一つではないかと考えている。(おわり)