さてさてお次はオールウェーブウィッグの
②髪の毛についての保管注意事項
まず、練習前に自分の手を綺麗に洗います!(これ、見落としがちですが結構大事です
笑)
そしてウィッグに付いている古いローションをヘルクルコームである程度こそぎ落とし、新しいローションを塗布してコームでとかして取ってを繰り返してウィッグの髪の毛をローションで洗っていく作業をします。これを『ローション交換』と言います。回数の目安はなく、茶色くなったローションが原液のローションの色に変わるまでやります。ローション交換を怠ると大変なことになるので気をつけましょう!
ローション交換が終わったらたくさん練習して、また自分の手垢やほこりなどがついて汚れるので1日の練習の終わりには必ずまたローション交換をして終わりましょう!
最後にパーマがとれないようにあまりテンションをかけずにふんわりとオールバックにとかして、ネープの毛を全てゴールデンポイント付近に集めておきます。顔首に毛が一切付かない状態にしてから、濡れタオル・ウェットティッシュ等で顔首周りについたローションを拭き取ってついでにシリコン部分も綺麗にしておきます。
またすぐ次の日に練習する場合は、その後に髪の毛部分にシャワーキャップをくるっと被せてお顔部分にタオルを一周巻いて上からタオル袋を被せて、カバンで持ち運び中にタオルがめくれ上がってシリコン部分が汚れないようにビニール袋で下から被せて終了です。
(※もちろんシャワーキャップなしでタオルのみでも大丈夫です!その場合、タオルにローションがつき、毎回洗濯も大変ですし、タオルから滲み出てきてカバンがよごれたりするのでさらに注意が必要です)
※①シャワーキャップが用意できなかったのであるものとしてお考えください!
※タオル袋の作り方
※たくさんタオルを巻くのはシリコン部分を汚れから守るためです。持ち運ぶ必要のない方は特に巻く必要はありません。
※タオル袋の作り方
この方法ですと、タオルが必要以上に汚れないのと、カバンも汚れず、ウィッグも守れます!次の日の練習をする時にはスプレーヤーで一切濡らすことなくまたは少量の水のみでスルッとローション交換できます。
ちなみに…シャワーキャップはよくホテルのアメニティーでもらえる使い捨てのビニール製のもので十分です!100均に売ってる立派なシャワーキャップは布製なので防滴・耐水性はありますが、完全防水ではないので時間が経つと滲み出てくるそうです…ビニール傘と布傘と一緒の原理ですね☂️
そして1番気をつけなければならないのが、放置日数です!
すぐ次の日に練習する場合は大丈夫ですが、3.4日以上あけると髪の毛についたローションがネバネバしてきて納豆みたいにとても臭くなってきます。髪の毛が劣化したゴムみたいに少し伸びてぶちぶち切れたりします。しばらくは抜け毛と切れ毛が止まらなくなります。
(ちなみに、ローション交換を怠ると同じような状態になります)
私は真夏に4日放置しそのような状態になりましたがその後ローション交換を念入りに行いしばらくして臭いも抜け毛も止まり、毛量調整前だったので何の問題もなく終わりました。状態が悪いとそのまま抜けきって禿げ散らかす場合もあるので、しばらく練習しない場合は絶対にシャワーキャップは付けずに乾燥させてください
もし、万が一ネバついてしまった場合は、ローション交換を念入りにしてそれでもダメならウィッグを水道で洗います!
これは学校にもよるみたいですが、山野ではウィッグは基本的には水洗いする事は有りません!
毎日シャンプーをするように教える学校もあるみたいですが、、山野はパーマをかけ直す際に唯一1回だけ洗うのですが、そのたった1回の水洗いでウィッグの洗い方を失敗して買い換える羽目になった方がクラスに3人程いました。それだけ繊細な作業って事ですね。
洗い方を間違えると、髪の毛がゴワゴワになったり、きしんだり、滑らかさが失われたり、毛が抜けたり、絡まったりするので、なるべくやらない方が良いです。あくまで自己責任でおねがいします
じゃあ2.3日空く場合は…?と思った方!
私の場合、スクーリングが月〜土で日曜のみおやすみで1日しか練習しない日がなかったのでなんとも言えませんが、1日放置はまぁセーフ(真夏・直射日光などは危ないです)、2日放置はギリギリセーフよりのアウトかなと思います
不安な場合は迷わず乾燥させましょう!
不安な場合は迷わず乾燥させましょう!ですので次の日に練習しない場合は、家に着いたらシャワーキャップを外して日の当たらない風通しの良い場所で完全乾燥させます。
ローションがガチガチに乾いたらシャワーキャップはせずにカビ防止のため不織布の袋を被せてカバンの中にしまって湿度の低い場所で保管します。(要は埃が付かずカビが生えなければOKなのでタオルでも可です!)
だいたい次のスクーリングまでの半年間乾燥させたまま放置なので(練習しろよ)、次はガチガチに固まった髪の毛をほぐす作業から始めていきます!
言い訳:スクーリング1回目〜2回目の間の半年間に1回くらいお友達と練習したんですが、正解がわからない終わりと日々忘れていく記憶との戦いに疲れて断念いたしました。
スクーリング初期で全然出来ない、全くわからない、という漠然とした不安を抱えてる方ご安心下さい!
私の場合、、練習するなら毎日しないと意味ないな、そんなん無理だしやーめよってな感じで開き直りましたが、結果受かりましたので普通にスクーリング通うだけで大丈夫ですよ
ただし、まじめにね笑
話が逸れましたので元に戻します、、
スプレーヤーでお水を塗布する量の目安は全体がうっすら濡れて少し艶が出るくらいです。遠くから満遍なくフワーっとかけるとよいです
まずはお水だけで固まった髪の毛をマッサージするように手でもみほぐしていきます!スプレーヤーを片手に持ちもう片手で揉み込みながら、水分の足りないところに少しずつ足しながらほぐしていくイメージです。
ある程度ざっくりほぐれたら今度はスプレーヤーをローションに持ち替えて塗布しながらまた手でほぐしていきます!なかなかほぐれないところはローションを指で揉み込むと馴染んでいきます!
※まだまだコームは使いません!
この時にガチガチだからとお水を滴り落ちるほどぶっかけたりするのはウィッグを痛めるのでやめましょう。
基本的にお水をかけ過ぎるとウィッグの毛はきしんだり、変に泡立ったりしてなかなか元に戻りません。
ここで大事なのは、
かけるお水の量+塗布するローションの濃度
=いつも使ってるくらいの濃度
になるように頭の上で調整することです。
なのでお水をかけ過ぎてしまった場合はいつもより濃度が高い濃いめのローションを塗布してバランスを取りましょう!
頭の水でローションを薄める感覚ですね。
…ちなみに、ピンクのローションは水と混ざりやすいですが原液のまま使ってもさほど重たくならないので、お水をかけ過ぎると濃度調整が難しいです。紫色のローションは逆に原液では重たすぎるのでかけ過ぎた場合はバランスが取りやすいかもしれませんがとにかく混ざりにくいのでやりにくいです!
ただし、本来ならローションボトルを振って混ぜる作業を頭の上ですることになるのでお水とローションが混ざるまでよく揉み込むようにしましょう!分離したままだとなかなかほぐれません。
いずれにせよ、バランスを間違えてお水とローションをぶっかけ過ぎて髪の毛がもたつく場合は一旦リセットすべく、ヘルクルコームではなく、ウェーブコームの荒い方→細かい方の順で寝かせ気味にとかして髪の毛に付いているローションを全てこそぎ取ります。その状態に戻してから、今度はいつもの濃度に調整したローションを塗布すれば問題ないと思います。泡立ってしまった場合も一度リセットするとやりやすくなります!
この時、テンションをかけ過ぎて引っ張ると抜け毛や切れ毛の原因になるので気をつけましょう!
そしてローションは必ず毛先や表面ではなく地肌に塗布してよく揉み込むようにすること、ガチガチになっていた毛が完全になくなってからはじめてコームでとかします。
ガチガチが残っている状態で無理にとかそうとすると毛が抜けますので、注意してください。
ほぐれたらいつも通りローション交換から始めて練習開始です。
以上が一連の流れです。
ここでおさらい。
シャワーキャップ法のメリットは
①固まらないのでローション交換が楽
②タオルの洗濯量が減る
③ローションが髪の毛に馴染んでウェーブが劇的に作りやすくなる!(←私がシャワーキャップをおすすめする最大の理由がこれ)
デメリットとしては
❶パーマがとれやすくなり、カールやウェーブが膨張する
❷放置するとウィッグが使い物にならなくなる
といったところでしょうか?
どちらを取るかは自分次第です…
パーマは直前にかけ直せばまぁなんとかなるので、個人的にはシャワーキャップ法がオススメです
もちろん国家試験本番もシャワーキャップを被せて持って行きました!ウィッグ審査の時にはカバンの中でサッと取ってから取り出せば問題ないですのでとっても楽ですよ
ちなみに…安っぽいシャワーキャップがない!100均も近くにない!という方は、ラップでも代用可能です
シャワーキャップは一瞬で被せて終わりですが、ラップは何回も巻きつけて切ってを繰り返すので手間と荷物も増えますが、ビターっとくっつくので同様の効果があります!それに毎回使い捨てなので衛生的ですね
ラップの場合はふんわりオールバックにとかすのではなくローション少し多めにして髪の毛をウィッグの地肌にあらかじめ空気を抜くように貼り付けておくとやりやすいです!
またラップがズレないように水泳帽や太めのヘアーバンドで固定すると良いでしょう!
参考にしてみてください

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