わたしは筋金入りのしいたけ嫌いだ。

 

歴史はかなり長く、

自分でも覚えていないような幼少のころ、

まぜごはんなんかに入っている小さく切られたしいたけを

「ばっちい!」と言いながらつまみ出していたそうだ。

 

とある夜、大好きなすき焼きが夜ごはんだよと聞かされて楽しみにしていたのに、

家中にただよう不穏な匂い(←しいたけの匂いも嫌いだった)。

 

おそるおそるふたを開けてみると

そこには一面に敷き詰められたしいたけが!

ゲローゲローゲローゲローゲローゲローゲロー

わたし的にはまじホラー。

 

その日は部屋に閉じこもりカップラーメンを食べた。

泣きながら。

 

そんな思い出、わたしとしいたけ。

 

きのこ全般ダメで、

唯一食べられるのはなめたけと、

缶詰の薄切りにされたマッシュルームだけだった。

 

それがいつしか少しずつ少しずつ克服されていき、

多分最初は鍋に入ってるえのきとか。

次は和風パスタに入っているしめじとか、なめこみそ汁とか。

イタリアンレストランで食べた生マッシュルームが入ってるサラダとか。

焼き鳥屋で食べたエリンギとか。

 

最終的に好物と言っていい程きのこ類を食べるようになったんだけど、

最後までしつこく残っていたのはやはり王者しいたけ。

 

それでも生しいたけはいつの間にか克服していた。

 

多分、あれが嫌いこれがイヤとか恥ずかしいなぁとか思って、

外食などで注文したときに入ってたものははじかず食べたり、

どこかでおよばれした時に出されたものを

「食べなきゃ失礼」と思って食べたら意外と平気だったとか、

そんなかんじで食べられるようになっていったんだと思う。

 

そして、ラスボスは干ししいたけ様である。

 

これはもうジュワ〜っと溢れる汁がもうオエーゲロー

まじ一生無理とか思ってたんだけどね。

 

6〜7年前?お友だちのお家のディナー会かなんかで出されてた

「鶏肉としいたけのしょうゆ煮」みたいな食べ物。

やはり同じように「食べなきゃ失礼」と思って食べたら、

あれ?うまくない?おねがいと思ったのを覚えている。

 

しかし、まぁ自分で干ししいたけ買うまででもないので、

それ以来再挑戦する勇気も出ないままでいたんだけど、

先日、ふうこの学校のママ友から干ししいたけをいただいた。

 

そして、お友だちに例の煮物のレシピも聞いて、作ってみることにした!

 

グーグル先生に聞いて、冷蔵庫で一晩かけてもどしたしいたけ。

匂ってみるも、そこまでオエーゲローとくる匂いでもない。

ふっくらジューシーなまんまるのしいたけは可愛くさえ思えてくる。

 

やばい、おいしいおねがい

戻し汁で、おみそ汁も作りました。

ちょっと薄かったので普通の魚介だしも入れたけど、

それでもおいしー!と思えたおねがいキラキラ

 

まじで!?

と自分にびっくり。

 

どらえ、48歳、いまここに、しいたけ克服宣言!!

 

すごいなー。

アラフィフになってもなにかを克服することってできるのねおねがい

 

いままでしいたけ嫌いとして人生を過ごしてきたから、

どう接していいのか、うれしはずかしだよデレデレ(どういうこと真顔

 

しいたけさん、残りの人生、仲良くすごしましょうね。

 

ちなみに↑のレシピ

 

①水で戻した干ししいたけ(好きなだけ)ととりもも肉(1kg)を食べやすい大きさに切る。

②鍋に①としょうゆ250ml、つぶしたにんにく(2〜3かけ)、みりん(大さじ2)と水をひたひたより少し少なめになるくらい入れて火にかける。

③弱火で1時間くらい煮て、最後に水溶き片栗粉を入れてとろみをつける。

 

です。

 

これがね、意外なことに日本人ではなく、

オーストラリア(Australia)人のレシピなのですよ。

多分どっかネットかなんかで中華か和食のレシピを見たのかな?

 

なのでオリジナルはみりんではなく砂糖、片栗粉ではなくコーンフラワーです。

レシピにないけど大豆もちょこっと入れました。

 

お肉は骨つきでもいいと思う。

もも以外に手羽でもおいしいんじゃないかな。

 

しょうゆを250ml入れたら

ディンゴが「しょっぱい」と言って食べられなかったので

薄味が好きな人は少なくしたほうがいいかも。

わたしは濃い&しょっぱい煮物が大好きなので、

めっちゃおいしくいただきました。

 

あとね、写真見て気づいた人もいるかもしれないけど、

わたし片栗粉入れ忘れてます笑い泣き

 

放っておくだけでできるので、よろしければ〜!

 

そして、ほやほやのしいたけビギナーなので、

おすすめの干ししいたけレシピがあれば教えてくださーい。