中野京子さんの「西洋奇譚」と村上春樹さんの「東京奇譚集」は全く関係ない2冊ですが、私が最近読んだので、ご紹介します
★「西洋奇譚」
中野京子さんの本との出会いは、10年程前に書店で「怖い絵」を見つけてからです。「怖い絵」シリーズは興味深く、絵画を見るというより、絵画から物語を読み取る面白さを教えてくれました。それから中野京子さんの本はたくさん読んでいます
この西洋奇譚は、歴史上に起こった不思議な出来事が21話も書かれています。
世の中には説明ができないことが、たまに起こるものですね。
★「東京奇譚集」
こちらは、5つの短編集。1話は、実際にあった事なのかな。だとしたら、やはりこの世には「不思議な出来事」が起こるという事です
「ハナレイ・ベイ」は映画化されています。ウクレレのハワイアン楽譜の中に「ハナレイ・ムーン」がありますが、その美しさとは違う一面をこの短編に感じました。
この2冊を読んで、自分の今までの人生にも、ちょっとした不思議な出来事が、あったなぁと思いました。幽霊を見たとかは全くないけど
あの時あの人に会わなければ、今こうしていないとか、あれはラッキーだったな、とか。
偶然だと思っていたことが、偶然ではなかったのかも知れません