ばーまんが新幹線のなかで、初めて発作をおこしました。


急に意識がなくなり、宙をみたり視線がおかしくなり嘔吐。




ばーまんと2人きりの新幹線のなか。



本当に怖かった。


どうしていいのかわからなかった。


頼れるのは自分だけ。






名古屋をすぎたあたりでの発作だったため、新横浜に着くまで一時間半。


こわいこわい。

脳炎?出血?けいれん?重度の熱中症?

わからないわからない。

どうしたらいいんだ。

ばーまんが自分の子供じゃないみたい。

新幹線をとめていいのか。

車掌さんはどこだ。

吐物は、隣の人にかかってないか。








ばーまんが死んじゃうかもしれない。








新幹線をとめてもすぐに、下車できないだろう。

このまま待つしかない。





とにかく、呼吸はどうだ。意識はあるのか。




下車したらどこの病院にいけばいいんだ。




こわいこわい。



しっかりしろ。冷静になれ。

深呼吸しろ。




声にはだせない恐怖や不安が私を襲う。




とりあえず車掌さんに水をもらったり、隣の人に吐物がかかっていないかを確認。

隣の人や車掌さん、かなり心配しているが

『大丈夫です』としか言えない。





本当は、

『うわーん!怖いよー!死んじゃうー!!』とか言いたいけど、満席の新幹線のなか。





そんななか少しずつばーまんの視線がこちらをみる。

大丈夫だ。


このまま新横浜までいくしかない。



人生で1番長い1時間になりました。



早く早く着いてくれ。

早く早く。

誰か誰か。

誰か助けて。




うちのこが死んじゃうかもしれないんです。

誰か助けてくださいって心のなかで思っていました。

ウトウトはしているが、呼吸は落ち着いている。

あと少しあと少し。





長い長い1時間が終わり、新横浜に着くタイミングで大量の嘔吐。激しい頭痛の訴え。



そのタイミングで周りの人が気付き、いろんな人がティッシュやタオルや

『大丈夫!?』という声。





もうさ、泣きそうになったよ。




なんて、人は温かいのだと。

なんて人は優しいのだと。




でも下車するタイミングだったので、あまりお礼も言えずとにかくばーまんを連れて降りなきゃ!と。

大きなスーツケースをどうやって運んだかは記憶にありません。

ただ、次の日腕がものすごい筋肉痛だったので、どうにかもったのでしょう。





下車したときの安堵感は忘れられない。

ときかくこれで救急車でもなんでも呼べる。




この時には、話せるまでになっていたばーまん。




救急病院についたときには歩けていた。



そこから、CT、血液検査、心電図、いろいろな検査。

結果、




すべて異常なし。




発作の原因はわからない。

2回目に同じことがおきたら、いろいろな検査が必要と。



頭痛も痛み止めの点滴により、泣き叫んでいたのが落ち着く。



少し、休憩してから帰宅。





はーーーーー





今思い出してもそのときの恐怖感がよみがえってくる。




とりあえず、1週間たった今は元気にしています。

いつもどおり。








そんなことがありました。



いまだにあたしのメンタルが回復していないが、

仕事に行ってくるか。





いろいろあったが、

人は助けてくれるのだと思った。





ありがたい話です。