マグカップの思い出 | 石と私といろんな話

石と私といろんな話

ある日突然離婚したいと言われ、2022年、シングルマザー爆誕。こどもの話とか、石の話とか、株の話とかをします。

私はコーヒーをガソリンとして生きている人間なので
日常的に自宅でも職場でも年中コーヒー三昧。
それというのも母がよく飲んでいたからなのですが
中3くらいだったかな?
受験勉強するあたりから本格的に飲むようになりました。

大学受験を失敗し、浪人するかフリーターになるか迷っていた19歳のとき
ふと立ち寄った、近所の怪しい雑貨屋で
惹かれて買った、しっとりとした手触りのマグカップ。
個人の方の作品で、当時お金がなかった私ですが、どうしても欲しくて
3500円だったのを3000円に負けてもらって買いました。
それからずっと、そのマグカップでコーヒーを飲んできました。

が。
私がダンナと結婚するにあたり実家を出るとき
それを置いていきました。
年中実家に帰るし!と思っていたのは家族への体面上。
本当は、それまで持って出たら母が寂しがると思ったから。
その結果、私はあり合わせの安物マグカップでコーヒーを飲んでいました。

カップで味は変わりませんが(そこまで私の舌が繊細じゃないので)
やっぱり気持ちは違うもの。

今日、本当に10年ぶりくらいに同じお店にいきました。
なんともやっぱりうさんくさい店構え。
なんていうか、耳をすませばの地球屋の、汚くなった版。
猫が店内のそこらじゅうで寝ていて猫臭のするお店ですが

そこのおばちゃんに「もったりした重ためのマグカップがほしい」
と伝えたら、今のあなたの趣味にはこれがいいと思う、と
斬新な薄いマグを見たててくれました。
おばちゃん、まるで私の希望聞いてないけど、すごく良いマグでした。

おばちゃん、私を覚えてたっぽいですね。
「前のカップは割ったの?」と尋ねられました。
母のために実家に残した、といったら消費税負けてくれました(笑)

いつもの2/3くらいしか分量入らなくなったけど
すごく満足のコーヒータイムが迎えられそうです!