1869年9月19日(新暦10月23日)、
東京~横浜で公衆電信線の
建設工事が始まったことから
今日は、電気通信省(後の電電公社、現在のNTT)が
1950年に制定した、『電信電話記念日』だそうです。

一番長かった通話は〇時間?
慢性中耳炎の名残のせいで、
どらの左耳は難聴気味。
声のやりとりは、集中力を使うので
必要がない限り、長電話はしません。
せいぜい、30分ぐらいですかね。
東京・世田谷で下宿していた、大学2年の頃。
金曜夜7時すぎ、まるで「声の門限」みたいに
決まって部屋の電話が鳴るんです。
受話器を取ると、どら母さんの声。
「元気?」「ちゃんと食べてる?」の質問に続いて、
どら親爺(おやじぃ)殿や、どら祖母ちゃん、
どら兄貴べの愚痴が、順番に流れてくる。
こっちが「そろそろ切るね」と言っても、
「あ、あとね…」と話は続く。
通話料はあちら持ちとはいえ、
やたらと長く感じたものです。
ある日の門限コールに
実験やらサークルの用事で
出られなかったことがあったんです。
帰宅後、折り返したら、開口一番、
「今まで、どこで遊んでたの!」と、
みっちり、30分のお説教。
若い娘の夜遊びが心配なのは、わかります。
でも、遊び歩くタイプじゃないって、
どら母さんだって知ってるでしょ?
信用してないんだなぁと、
少しだけ傷ついたのを覚えてます。
今にして思えば、あの金曜夜の電話は、
『王様の耳はロバの耳』に出てくる、あの穴。
愚痴も不安も、誰にも言えない気持ちも、
どら母さんは、あの受話器の向こうに
そっと埋めていたのかも。
最近、どら両親と
あちらは、言いたいことを言うけど
こちらの言いたいことは聞いてくれない、
かみ合わない会話が増えてきています。
どらも、思いを吐き出せる『穴』が
欲しくなってきました。
耳ではなく、
心で聞いてもらえる“穴”を探して…。
今日も、ブログという小さな穴を
コツコツ掘ってみるどらなのでした。
▼本日限定!ブログスタンプ

