新説『マジすか学園4』
#4657『これが天然アイドルの生きる道17 ヤンキーが直面する現実』
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#4657『これが天然アイドルの生きる道17 ヤンキーが直面する現実』
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#4656『これが天然アイドルの生きる道16 抗議する菅原』
ごりさが手で頭を触る。
『あー、ごめん、ごめん💦明暗なんて言って。でもさぁ、菅原だってユナのことを同じ事務所に推薦してあげたらどうなの?元同期だよね』

『えっ、菅原がユナのことを?あーっ、それはいい案だと思います!今度事務所の上の人に提案してみます!ちなみに厳密に言うと同期ではありません』
ごりさが首を傾げる。
『そっか。ホントに提案してあげるの?』
『ホントですよ!こう見えて菅原とユナは、″すがバター″時代から深い絆で結ばれているんです!』
『じゃあ、来週にはどうなってるか期待してるわ!』
『あっ、はい!』
ごりさと菅原の間で話は完結したが、肝心のユナは複雑な表情のままだ。ここでかおたんがお構いなしに指示を出す。
『2人が来たから、あとは白雪姫のドラマを撮り終えて来る子たち以外全員揃ったんだで、今から打ち合わせをするでね!』
これでみんながきちんとテーブルを囲むように座り直し、打ち合わせが始まった。
新説『マジすか学園4』
#4655『これが天然アイドルの生きる道15 初夏とカレン』
火曜日の午後5時頃、中京テレビの楽屋に、すちーず名古屋組の3人が揃って到着した。
ユウカに迫られた亜柚香が何とか躱したあと、今度はカレンが初夏に目を向ける。
『この前、久し振りに初夏に会ったけど、全然変わらなくてずっとアイドルのヴィジュアルを保ったままだな』


初夏がカレンの方を向く。
『久し振りじゃなくて、毎週ここで会ってるじゃないですかー。でもそんなふうに言ってもらえて嬉しいです!カレンさんの方こそ見違える程成長して、素敵な女性になってましたよねっ。見とれてしまいました✨』

『さすが初夏だ。ちゃんと分かってくれてて、ありがとうな』
『いえいえ』
カレンと初夏のやり取りを聞いて、周囲からクスクスと笑いが起きる。そのあとは各自がやりたいことを始めた。
しばらくして午後6時になると、『おはようございまーす♪』と挨拶して、ユナと菅原が楽屋に到着した。東京から来たユナと菅原は、生放送が終わった今夜、シャチホコハウスに泊まるためのキャリーバッグを引きながらで、それを所定の位置に並べて置いた。
空いた椅子に2人が座ると、ユナが早速聞いてくる。

実はチェリーブラッサムに対して人間性を検証するドッキリを仕掛けることが今日の裏テーマになっていて、楽屋に居るシャチホコセブンと瑠夏やくれな、美晴ら一緒のバスでやって来た者たちは知っているが、知らない者に教えるとどこで話が漏れてしまうか分からないので、みんなが牽制し合うように黙っていると、最後はかおたんが答える。
『こっそり教えることは特にないんだわ。今日で仲直りゲームを完結させるんだで、張り切ってやってよ。それで仲直りできたかどうか最後に分かるんだで』
ユナが反論に出る。
『そうだけど、すちーずがシャッフルしたチームに居てくれたお陰で、うまくバランスが取れたと思っとるんだわ。それとすちーずだけじゃなくて、ここに居るるーちゃんと由美子と美晴もだで、みんな今日は頼んだでね!』
最後はかおたんにうまく丸め込まれたような形になり、ユナは納得したのか諦めたのか、ともかく黙った。そんなユナに対して、あんにゃが声を掛ける。
『ところでユナの仕事って、よぉーく頑張って続けてるね。もうこれでアイドルとして活動していた期間を抜いたんじゃないの』
ユナがあんにゃに対して答える。
『どうですかね。まだ抜いてはいないと思いますけど』
『毎日のように店舗に行って、一体何してるの?』
『あー、それは実際に来店して確かめてくださいよ』
『ん〜…』



そこに、ごりさが加わる。
『ユナと仲の良い菅原とは明暗分かれちゃったよね。こうなるとは私も思ってなかったわ』
菅原がすぐに抗議する。
◇続く