救世主の正体は花子の夫の花夫くん。
まずは
以前2人の新居にお邪魔して衝撃を受けた太郎。
新築の68㎡の2LDK
家賃20万円だけど
会社から15万の補助が出るので
夫婦それぞれ25,000円の負担で済んでいる。
アレクサもロボット掃除機もある。
家のあちこちにふるさと納税の返礼品が盛りだくさん。
絵に描いたような新婚生活だ。
たった4歳しか違わないこの夫婦。
果たして4年後に
自分もこのくらいの生活ができるのだろうかと思ったそう。
ここで考え直した。
やっぱりお給料は多いに越したことはない。
エントリーする時に必ずお給料もチェックするようになった。
「交際7年で遠距離期間は3年ほどだったけど毎日LINEしてたし、月に数回会ってたので別に寂しくはなかった。18才から地元を離れてるけど、今も地元の友達と仲良いよ。てか、近所に住んでても毎日会うことってないよね?」
ここですんなり地元以外も視野に入れることに。
あれよあれよと
エントリーできる会社の数が激増した。
しかし動き出すのはGW終了後。
ま、企業もお休みするから仕方ないか。
連休中に花夫くんにいろいろ相談。
なんと花夫くん、新卒の子達の面接をしているのだそう。
いったいどんな子が内定出るの???
「言葉を選ばずに言わせてもらうと、こっちの言うことを聞いてくれそうな子ですね。」
なるほどね。
極端な話
俺がこの会社に革命起こしてやるんだって子は要らないってことか。
興味深そうにあれこれ質問する太郎。
‥‥続きます