3セットによる運動連鎖(その9) | ドッピョのバドミントンブログ

ドッピョのバドミントンブログ

楽してスキルアップを夢見る脳みそピヨピヨ♪な日々を描く

(^_^;) こんにちはっ

考え過ぎで頭が少しパンクしてた;;。

今回の運動連鎖シリーズも、この9で終わりにしますね。

 

いつも思うことだけど、技術論は本当に難しいね。

実際は文章にしてることの数倍は考えてるから、とにかく疲れます;;

厳密さにこだわっても、理解し難いものになったら意味ないし。

 

自分の過去記事をたまに見返すこともあるけど、ツッコミ所が沢山あって。

10年前の自分を恥ずかしくも思うけど、新しい考察を始める時は結局変わらないね。

きっと、10年後には今の自分をまた恥ずかしく思うのだろうか。

 

 

ふんわり風船星 さて、一旦話を戻すと目指してるフォームはこれね↓。

↑そして、どういう手順を踏んだらこのフォームに辿り着くのか?

 

それを理解するために、運動連鎖の在り方を3セットをヒントに追ってきて。

可動域の中で実際に使われる範囲とPポイントの関係も考えてきた。

その中でも特に注目するのは、ヘッドの軌跡が外へ膨らむこと。

 

↓ここは特に重要かな。

 

きっと、これらの内容が鮮明になれば、ストロークの理解はもっと深まるはず。

↓運動連鎖のイメージ図も新しくしてみました。

 

 

と、エネルギーの継承が完了した時点で前が止まり次が動き出す。

下から順に上へ向かって、使われる各可動域も表現してみました。

インパクトでは、各可動部がPポイントの位置で止まっていることになります。

 

そんな中、末端側の上へ行くほどインパクトでも止まらずに可動域の端っこまで動き続ける。

その理由は、シャトルが軽過ぎてエネルギーをシャトルに継承し切れないからです。

シャトルが飛び出すのが早過ぎて、エネルギーの大部分は継承されずに余って残る。

 

↓有力プレーヤーは、体が止まって腕の先だけで打ってるような映像になるよね。

体の各部は動きを止めて、末端だけでスイングが行われているかの様な。

まるで手打ちをしてる?とも見えるけど・・・・。勿論そうではない。

逆に、他が動いていたら、それはエネルギーを末端へ集め切れていない証拠。

 

また、インパクト時は体の回転さえもPポイントで一旦停止します。

そして、シャトルを打った後、今度はエネルギーの逆戻り現象でまた体が回り始める。

 

↓こういうことね。

 

下から上に伝えたエネルギーは、インパクト後は逆に上から下に降りて戻ってくる。

いわゆる、打つ前と打った後で、体が180度回転する・・・という話がこれ。

ただし、折り返しで回転は一旦止まり、今度は上から下に向かって捻転が始まる。

つまり、運動連鎖の逆戻り現象で、今度は腕側が体幹側を回そうとしてきます。

 

この、回転が途中で一旦停止され、そこからまた回転を始める事実は結構見逃されてるかも。

最終的に体が回って左右の足が組み替わるのは、余ったエネルギーによる副次作用です。

だから、180度回って足の組み替えがどうこうって話は、厳密にはストロークの話ではないかも?

 

当ブログの方針としても、過去記事においてはそのように記述してきました。

ラケットを振り切った時点でフォロースルーは終わり・・・とね。

 

実際、シャトルは既に発射されており、この後の動きはショットに何の影響もないし。

この後で体を回そうが、ラケットを後方へ振り抜こうが、ストロークとしては無意味。

人によってはこの後に動きを付け足してる人もいるだろうけど、それは単なるお飾りだから。

 

ただ、バックスイングは、エネルギーが上へ昇っていく最中に行われてた訳だから。

エネルギーが下へ降りてくる最中をフォロースルーに含める・・・っというのは一理ある。

運動連鎖を基準に据えて判断するなら、体が180度回った最後までをフォロースルーとみなすのはありかもですね。

 

 

おばけくん あと・・・、話を更に厄介にさせる要因がもう一つ。  それは ”移動の力” 。

例えば、前に出る勢いをストロークに加えるのがそれだけど。

ストロークだけで話が完結するなら、ボディーコントロールは上述してきた通り。

 

ところが、そこに移動の力が混ざると、体の動かし方は複雑化する。

↓それはまるで、混ぜ物の調味料のような。

 

 

塩を少々・・・と言いつつも、実は使ってるのは味塩コショウ?みたいな。

例えば、走り幅跳びは、助走+ジャンプだけど、本来それらは別個の作業なんだよね。
実際に跳ぶ時は上手く融合させる訳だけど、味の分析をする時に混ぜてしまったらダメ。
 

バドで言うなら、前に出る勢いを活用する動きなのか、それとも体の捻転を活用する動きなのか。

そこがゴチャ混ぜになっていると、体の扱い方でかなり混乱すると思う。

よくオーバーヘッドストロークの議論で、スイングと足を着くタイミングで意見が別れる理由はそれじゃないかなぁ。

 

↓例えば、①⇒②⇒③⇒④ の足のレクチャー動画が少し前から増えてるけど。

 

オーバーヘッドストロークの時の足の動きね。

この時、①、②、③、④のどこでスイングするかが、人によって意見が違うみたい。

私の場合なら、②と③の間の、数字で言うと2.5?くらいの所でスイングします。

 

理由は、②で体の捻転が起きる訳なので、②ちょうどでスイングすることはなくて。

②で作った捻転を使って、その直後にスイングします。

なので、②⇒③の間でスイングになります。

 

↓イメージはこれ。

↑②で左足が下がった時の体の捻転を使って、この直後にスイング。

ただ、これは自分が捻転を最も大事にしてるからそうなるのであって。

もし前に出る勢いを大事に考えるなら、足とスイングのタイミングは変わるのかもしれない。

 

 

前へ出る勢いを重視する人は、床の蹴り出しや一歩前に踏み出すことに意識を置くし。

一方体の捻転を重視する人は、股関節からの体の捩じれや回転に意識を置くと思う。

実際のプレー場面では当然それらは混ざってくるけど。

 

 

↓ハンマー投げも、グルグル回転しながら少しずつ前へ出て放るよね。

 

でも、グルグル回転する事と、前へ移動するのは、本来は別の作業。

実際は、両方を織り交ぜて放ることでハンマーを遠くまで飛ばす訳だけど。

混ぜるにしても上手く混ぜないとね。塩とコショウがお互いの邪魔をしないように。

 

当ブログでは、移動の力をストロークに含めない方針なので。

塩とコショウを完全に分けて扱っています。

実際の料理では両方使うけれど、基本は塩がメイン。で、コショウはあくまで追加要素。

 

記録型スポーツのように、常に方向性が一定の競技ならまだいいんだけど。

バドはそうではなく、前後左右に動き続けるからね。

基本、移動の力には頼れないし、当てにも出来ません。

 

 

ヒヨコ さて、この運動連鎖の話もここで一旦終わりにします。

まだ具体的に煮詰めれてない部分が沢山残ってて申し訳ないけど。

これ以上はどれも中途半端な話にしかならないので、一旦ここまでにしますね。

 

ショボーン 本当はもっと色々考えてたことはあるんです・・・;;

3セットも、3つ全てが同時なのか?っといえば、厳密には違うのかもしれないし。

今回は、上半身⇒上腕⇒前腕 という表現を多く使ったけど。

そこも、肩⇒肘⇒手首 みたいな方がいいのかなぁ~とか。

 

細かいことを言い出せばどんどん出てくるんだけど、キリがないのでね。

あまり細かいところを穿ってばかりだと、話が全然終わらないし・・・;;w。

 

この運動連鎖というお題は、過去にもチラチラ触れてはきたけど。

バドミントンにおける最高難度のテーマの一つだと思う。

もっと直観的な説明でスッと頭に入る内容にできたら良かったんだけど、やっぱむずい。

 

だらだらと、その1~その9 まで書いてしまったけど。

自分としては、少し前に進んだ気がする。

m(_ _)m 長々とお付き合い頂きありがとうございました。

 

おわり