ラギングバックの注意点(その1) | ドッピョのバドミントンブログ

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(※2024/4/27訂正 : 図中の一部で、尺屈⇔橈屈が間違ってたので修正しました。 )

 

こんにちはっ

 

^^フットワーク話に飽きてきたので、今回は別の話題にしますね。

つい最近、自分のラギングバックを少し修正したんです。

そしたら、力の乗りが凄く良くなってクリアーがよく飛ぶかもっ♪

 

※ ラギングバックとは

ラケットが腕の振りから遅れて(タイミングがズレて)出てくる動きのこと。

 

m(_ _)m 内容をご紹介します。 修正したのはここ↓

★ ラギングバックを行う時に、肘を前(相手コート方向)に出さずに上腕を外旋する。

 

↓ここから肘をどっちの方向へ捻り上げるのか?という話です。

※画像はチェン・ジン選手。

 

んで、肘が外旋で捻り上がっていく時、その方向は前方(相手コート側)ではなくて。

コートサイド側へ向かって捻り上がっていく方が良いみたい。

↓つまり、こんな風にコート横方向へ向かって捻り上げる。

 

 

上腕と外旋の関係性はこちら↓

 

んで、自分の場合はそこが少し曖昧になってて。

体の回転に合わせて、肘を前(相手コート側)に出しつつ同時に捻り上げてしまっていた。

だから、横ではなく斜め前に捻り上げてしまってたんです。

極端に悪い例も上げると、体の回転で肘を先行して前に突き出してしまう人。

 

↓悪い例

 

 

それをやってしまうとフォロースルーがこんな風になってしまうと思う↓

振り抜いた時に、回内によってヘッドが外側へ飛び出ていく。

さすがに良くないよね。

 

↓そして、それを誤魔化すように最後だけ左脇にヘッドを持ってくる。

 

↑結構ありがちだと思うけど、こんな無茶をしてたらそのうち腕を痛めてしまう。

フルスマッシュを打った後のフォロースル―がこれだったら、やばい。

 

↓勿論、本来の正しいフォロースルーの形はこうだね。

ただ、回内を使った時に、ヘッドが外側へ出ていっちゃう人。

意外と多いんじゃないかな。

そもそも、回内を使ってヘッドが左脇へ収まる理屈って、案外分かり難い。

その辺りのメカニズムも含めて、おさらいしていこう。

 

 

ふんわり風船星 まず、肘を前方(相手コート側)へ出してラギングバックするのが何故いけないのか?

その理由は、上腕の水平内転と内旋のタイミングがバラバラになってしまうからです。

 

例えば、前腕から先の動きで説明すると。

腕をブンッと振る時、( 橈屈+掌屈+回内)この3つはほぼ同時に働きます。

これら、方向に違いはあれど、それらが同時に働きつつ立体的で自然な動きを作る。

同じ事情が上腕にもあって、内転や内旋は同時に働かないといけない。

 

ところが、上腕を外旋させるために肘を前方に出すと、そこで水平内転が始まってしまう。

この後、外旋⇒内旋へ反転してきても、既に水平内転は使われてしまった後だ。

 

↑パッと見では普通の動きのように見えるけど。実はこれ、あまり望ましくない。

 

肘を前に出せば上腕の外旋を簡単に促せるけど、そのやり方は望ましくないんです。

水平内転は、外旋⇒内旋に反転した後のためにとっておく必要があるからです。

っというわけで、半身の姿勢からいきなり体を回して肘を前方に出すのは良くない。

 

リンダンのストロークを見ると分かるけど。

バックスイング中(上腕の外旋を作ってる最中)は体幹を回しません。

体幹を回すと、肘が前に出て水平内転が始まってしまうからです。

なので、肘が前に出るのをこらえつつ外旋を行う必要があるという訳。

 

↓だから、肘を前方(相手コート側)に出さずに横方向で上腕を外旋で捻り上げたい。

そして、その後で体を回して水平内転から肘を前に出していく。

 

 

この、横から縦へのメリハリをしっかりつけましょぉ~という話です。

これが異なる向きの力を融合する手順であり、力を混ぜるという意味。

 

↑リンダンはそうやってるのだと思う。

 

自分もそこを修正したら以前より楽にクリアーが飛ぶようになりました。

バックスイングの捩じりが、シャフトの捩じれへ効率的に働いてる感じ。

そのおかげで、飛ばすのが前より楽になった気がする。

 

肘をコート横方向で捻り上げる操作は、最初は違和感もあったのだけど。

でも、暫くそれで打ち続けてみたら納得できました。

 

 

ふんわり風船星 さてもう一つ。

振り抜いた後に回内でヘッドが外側へ飛び出ていく人。

m(_ _)m 次回、その2へ続きます。