ハチが顔とサンバイザーのあいだに入る
(ちょんまげ 40 女性 A型)
若葉生い茂る初夏の頃、私は子供を自転車に乗せ幼稚園に送るところだった。
この季節になると紫外線が気になり、私は顔が全部覆い隠せるほどの可動式のサンバイザーを付けていた。
まるでダースベーダー。見た目は変だが、シミが増えるよりマシ!と意気揚々と自転車にまたがった。
鼻歌まじりの登園途中、一匹のハチ野郎がその黒い的めがけて、サンバイザーのツバと顔の狭い隙間に飛び込んできた。
「ウギャーッッッ」
鼻歌は恐ろしい叫び声と化し、ヨロヨロ、ウネウネのダースベーダーが幼稚園めがけて突っ込んで来る。
自転車は操縦不能となり、壁に激突、手の甲はズル剥け、股間を強打。それでも幸いハチには刺されず子供も無事だった。
通りを歩く園ママ達には、ハチと戦う私の苦悶の表情はうかがい知れず、本当に死ぬかと思った。
後ろに乗せた子供の面が割れているので私の正体はバレている。
web ヤギの目より!ヽ(゚◇゚ )ノ