21日 7時12分 三重県南東沖 北緯34.1度/東経137.2度

 

 マグニチュード4.5の地震が起きました。

 

起きた深さは 350kmだそうです。 ここでは、起きて

 

欲しくない地震です。 知多半島や三重には何の地震も

 

起きませんでしたが、関東から福島にかけて、多少

 

、ゆれました。   これがクセものなのです。

 

この地震の震源地は、東海地震を引き起こす場所で

 

南海、東南海地震をも影響を与えます。

 

 

 

 入院生活が始まって2年。 その間、誰とも面会は禁止されていた。 親でさえも5分程度、着替えと、最小限のお金を置いてゆくだけ。

 

なぜかは分からなかったが、弱って全てに怯えている自分には友人と楽しく談笑という場面は思い浮かばなかった。

 

酒井さんという秋田から入院してきた人がいた。歳は2つ上で

 

かなり痩せて黒ぶちメガネの男性。  

 

この人が、よく、みずきと口ゲンカというプロレスで、

 

周囲を笑わせていた。

 

「あいつ、ここに入院してきたことを後悔させてやるわ!」

 

と、みずきが言う。「もう、後悔してると思うけどね。」

 

と言って、みずきの顔を覗き込もうとした時

 

 

 

「範ちゃん、なんか、、、最近、こわいんだよね。」

「わたし、死ぬのが、、、ほんと、こわくなって、、、、」

 

みずきは、うつむきかげんのまま、ハラハラと涙をこぼした。

 

 声も発せず、震える華奢な体から、涙がこぼれ続ける。

 

わたしは、みずきの背中を、軽くたたきながら、何も言えずにいた。 わたしも、怖かったのだ。

 

しばらくすると、髪をかきあげ、鼻をすすり、こちらを向いて

 

 「ごめんね! ブスが泣いちゃって!」  と、微笑んだ。

 

 「ブスは死なないよ。」 

 

わたしは嘘をついた。 言えない本心を

 

隠すためだけの、自分よがりな、

 

しかも、自分をダマすための嘘を。

 

日に日に、透けるような白肌に黒髪が映え、

 

あらがうことを許さず、真っすぐに見つめてくる、

 

憂いをおびた、やわらかな瞳。

 

 わたしには、燃え尽きゆくことを覚悟した、

 

気高き炎のように見えて直視することが、

 

つらかった。 いや、そうではなく。

 

目の前の、光を失うことに、おびえていのだ。