みなさま、こんばんは、果林です。

10月7日、イスラエルが、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの襲撃を受け、その後大規模衝突が続いています。

イスラエル・パレスチナ問題は、わざとか？というくらい、複雑に様々な問題が絡み合い、私たちに、容易に解決させてくれない問題となっています。

興味深いニュースがありましたので、シェアしたいと思います。

【ハマスの息子、Mosab Hassan（モサブ・ハッサン）のインタビュー】

Fox News Skynews Australia

＜Fox News＞

モサブ・ハッサンは、テログループと関わりがあるということで、イスラエルでずっと拘束された後、

ハマス組織を離れ、今度はハマス組織に対立する形でイスラエルのスパイとなり、そしてアメリカに亡命。

現在では、アメリカ国籍を取得、キリスト教に改宗したとのことです。

まず、この番組で、彼はまず、ハマスは、政党ではない、宗教戦争を繰り広げている宗教団体だと言っています。

ハマスたちが、パレスチナ人のことを心配している、守っているというのは、嘘だと断言しています。

彼らはパレスチナの人々を人間の盾として使っている。

ハマスからガザを解放する必要がある。ハマスを崩壊させることが、パレスチナ人たちのためにできる最善のことなのだ。

むしろイスラエルは、パレスチナ人たちをハマスから解放しているのだ、と。

ハマスの目的はユダヤ人に対する聖戦。イスラエルの破壊とユダヤ人の絶滅を望んでいる集団。

もしハマスが政党であれば、彼らに圧力をかけ、交渉のテーブルに着かせることができる。

しかし、ハマスは宗教団体であるため、だれも彼らの野心を満たすことはできないという状況なのだと言っています。

また、ハマスは、イランの手下だと言っています。

イランが、10/7に起きた襲撃の計画、実行に積極的に関与していたと語っており、テロを扇動していると言っています。

番組のホスト、Sean hannity（ショーン・ハニティ）は、反ユダヤの理由は何か、と聞きます。

なぜ、ハマスたちは、ユダヤ人たちに憎しみを抱くのか。

モサブ・ハッサンはそれに対して、そこには宗教的な側面、イデオロギー的な側面、政治的な側面があり、文化の違いがあると回答しています。

ハマスは、7世紀的なメンタリティを持ったままだ、と。そして、ハマス設立からはまだ35年ほど。

一方で、イスラエルは、２０００年以上の歴史があり、高度な民主主義国家だ、と。

二つは両極端にあり、ギャップが大きい。その２つが激突していると語っています。

また、アラブの部族主義という発想がハマスにはあると言っています。

部族の長になるまで、侵略を続けるのだといいます。

イスラエルを部族とみなすのはアラビア人のメンタリティだ。

イスラエルを破壊して、領土を奪うまで、ハマスはトライし続けるだろう。

ホストのショーン・ハニティは、ハマスを支持する若者がアメリカで増えている現状について、聞きました。

ハマスがテロ組織だということを知らない人が多いのはなぜか。

モサブは、現在、アメリカ人として、人々に真実を知らせたい、と言います。

ハマスが、この戦争を始めた。

ハマスがこのまま権力の座にとどまるなら、ガザ戦争は長期化する、と警告。

ハマスを倒すことが最重要課題だと言います。

そのためには、我々が分裂せず、世界中のすべてのイスラエル人のために、イスラエルだけでなく、あらゆる民主主義を破壊しようとする野蛮な過激派に対して、我々が分断せずに、団結して戦うことが必要だと言います。

＜Sky News Australia＞

モサブは子供の頃、ハマス創設者の父親に、ハマスの暴力、権力乱用についてさまざまな質問をした。

父親は、暴力をすべて正当化した、といいます。

ハマスは、自分たちのメンバーも大勢殺害したとのことです。

モサブは、この人たちが実権を握ったらどうなるのだろうと思い、恐れたと言います。

そして、10/7の大規模攻撃。ハマスならやりかねないと思っていたそうですが、しかし、こんな大規模にやるとは思わなかったと言っています。

第二次世界大戦中の、ナチスドイツから受けた傷もまだ癒えていておらず記憶にまだ新しい中、

ユダヤ人の中心部で、地獄の扉を開けた、と表現しています。

ハマスは、自分たちのアジェンダを遂行するために、パレスチナの人々を犠牲にすることをいとわない無責任な連中。

ハマスは目的達成のためには、人の命など気にしない、と証言しています。

とにかく、ハマスのパワーを奪うことが先決だ、といいます

いまハマスを止めなければ、次の戦争は悲惨なものになるだろう。

ハマスを倒せば、ユダヤ人やイスラエル国家を絶滅させるというアイデアはなくなり、そういった動きはなくなるだろう、と言います。ハマスという組織とは、イスラエル国家を消滅させ、破壊しようとする最後のグループなのだそうです。

イスラエル破壊を目指してきたハマスは、イスラエル破壊などできないことを今回知るだろう

最後に、モサブは、ハマスをサポートしているイランが、この地域の破壊を目指し続けるなら、今後どうなるかわからない。

平和的解決ができるのかわからない。

戦争しか方法はないかもしれない、と言っていました。

【ラビたちの証言：ユダヤ教を信仰しているユダヤ人と信仰していないユダヤ人がいる】

イスラエルという国家はユダヤの国ではない。

ユダヤ教やユダヤ人を示すものではない。

シオニスト（Zionist）の人々は、真実を聞くと非常に怒り狂う。

彼らはトーラー (Torah)、ユダヤ教を信仰していないため、時には私たちに大声をあげたり、時には私たちを物理的に攻撃することさえある

彼らは、自分たちユダヤ人に対する犯罪すら気にしてないように、パレスチナ人に対するこれらの犯罪を問題にしていない。

しかし、我々は恐れず、真実を話す。

世界のために。

我々（ユダヤ教を信仰するユダヤ人）は、近隣国のパレスチナ人と、仲よく平和に暮らしたい。

ニューヨークのブルックリン、エルサレムでも、世界中のユダヤ人がいるところ、反ユダヤ人の人たちとも、みんな仲よく平和に暮らしたい。我々が、何百年もそうしてきたように。

この対立を引き起こしているのは宗教の違いではない。

イスラエルはすべてのユダヤ人を代表しているわけではないし、ユダヤ教を代表しているわけでもない。

（現在起こっているイスラエル・パレスチナ衝突は）犯罪であり、禁じられている。

ユダヤ人の信仰の基本は、ユダヤ人は神によって定められた追放の中にいると教えている。

私たちは自分たちのために統治権や独立国を創造することは禁じられている。

人民を殺害し、領土を奪うなど、特に禁じられている行為である。

れは国際法上の犯罪行為であるだけでなく、ユダヤ教に対する真の違反である。

ユダヤ教を信仰しない人々は、ユダヤ教を隠れ蓑にし、このようなユダヤ教における犯罪行為を正当化しようとしているのだ。

根本的な原因は、人民全体を抑圧しているこの犯罪的な占領にある。この占領を完全に終わらせなければならない。

もし私がアドバイスするなら、イスラエルの指導者に、明日目覚めたら、即座にパレスチナの土地を返還することを求める。

それが平和への道だ。保証する。

-------------------------------------------------

パレスチナのバックグラウンドを持つハマスの息子も、

ユダヤ教のラビたちも、だれも、お互いを非難し合うことはありませんでした。

どちらも、共存と平和を願っています。

ユダヤ教を信仰する本来のユダヤ人たちは、パレスチナの土地を占領しているシオニストたち（ユダヤ教を信仰しない、ユダヤ人を名乗る人たち）を非難しており、パレスチナ人に土地を返すべきだ、と言っています。

ユダヤ教は、宗教であり、国家ではありません。

ユダヤ教は、地球上に国家を作ることを禁じています。

彼らは、自分たちの国を持たず、それぞれが住む場所に溶け込み、平和に暮らすのだそうです。

ユダヤ人と名乗る、偽りのユダヤ人たちがおり、彼らが、ユダヤ教を隠れ蓑にして戦いを起こしているのです。

戦を起こし続け、世界を牛耳る人々の正体が、徐々に浮かび上がってきそうです。

果林

ハマスの息子とユダヤ教ラビたちの証言