湊かなえ さんといえば、

イヤミスの女王。


後味悪いの苦手なので、

何となく避けてたんですが、

これは、面白かった。

読了感爽やかな短編山岳小説。



短編ごとに、

登場人物が微妙に重なりながら、

主人公(一人称の視点)の女性が変わります。


登るのは、実在の山。

妙高山、火打山、槍ヶ岳、江尻山、白馬岳、金時山、ニュージーランドのトンガリロ。

あと、上高地の方に山フェス?に行く話。


主人公は、皆、それぞれ悩みがあって、登りながら色々考える。

頂上に着く頃には、自分なりに折り合いがついていく。

読んでる私も、清々しい気分になった。


歩きながら、自分の中で色々考えるって、凄いわかる、共感。

作者は、登山が趣味だそうで、

気色の描写も魅力的。

私も山に登りたくなった。

ニュージーランド行きたい!!


私も、装備揃えて、少しトレーニングすれば登れるのかな……。

2年前の富士山登山を思い出すと、辛くて自信なくなるけど。


実は、先週、高尾山のぼって、

先々週は、秩父の三峯神社の奥宮まで登ってきた。

紅葉も綺麗で楽しかった。

これは、神様が、山が、呼んでるのかしら(笑)。


「山女日記」は、

知人がひょんな事から勧めてくれ、読みました。

自分じゃ、まず選ばないから、

人に勧められた本を素直に読んでみるのも、

たまには、いいてすね。

素敵な本をありがとう♪


つぎは、湊かなえのミステリーに挑戦しようかな