久しぶりに東洋館に行きました。
お習字、習い始めたので、とりあえず中国のお習字を見てきました。
全然わからないので、
「すぐわかる中国の書」(東京美術)とか、ネットとか見ながら、
印象に残ってるのだけ、記録します。
①紀泰山銘(きたいざんめい)
唐の玄宗皇帝の書。
泰山での封禅の儀式を行った時に彫られたもの。
封禅(ほうぜん)は、帝王が天と地に王の即位を知らせ、
天下が泰平であることを感謝する儀式。
今回見たのは、なんか巻物?小さかったんだけど、
泰山にあるオリジナルの石碑は、
縦 13.2m、横 5.3m、約 1,000 文字が刻まれてて大きいらしい!
で、オリジナルと同じ大きさの大きな拓本が
成田山書道美術館にあるらしい!
今は、コロナで閉まってるけど、これ、そのうち見に行きたいなぁ。
ちなみに、何書いてるのかわかんないし、
これが上手なのか全然、わかんない。
ただ、玄宗皇帝は楊貴妃で知ってる。
楊貴妃とのエピソードで良いイメージないけど・・・。
あと、泰山⇒泰山府君⇒陰陽師、に繋がってちょっと嬉しい♪
②孔子廟堂碑(こうしびょうどうのひ)
中国、唐の太宗が長安の国子監内に孔子廟を改築し、
その完成を記念して建てられた碑。
唐の四大家の一人、虞世南(ぐせいなん)の書。
これ、大きかったです。
「唐の四大家」って誰?かというと、
初唐の三大家である欧陽詢(おうようじゅん)、虞世南、褚遂良(ちょすいりょう)+
中唐の顔真卿(がんしんけい)だそーです。
③雁塔聖教序(がんとうしょうぎょうじょ)
唐の四大家の一人、褚遂良(ちょすいりょう)の書。
玄奘三蔵の功績をたたえるため、
唐の皇帝太宗が文をつくり、褚遂良が書いた2つの碑。
これも大きかった。
オリジナルが、今でも、西安の大雁塔の入り口に埋め込まれてるそーです。
コロナの前、茨城空港から西安に
直行便がちょう飛び始めたところだったんだよね。
コロナが治まって、もし、まだ飛んでたら絶対、西安に見に行きたい。
西安って長安♪
三蔵法師、楊貴妃、阿倍仲麻呂、李白、空海、橘逸勢、白居易・・・
憧れます♪
この前やっと、プライムで空海の映画見た。
染谷君は好きだけど、
やっぱり、原作小説の方がずっと面白かったなぁ。
絵は綺麗だったけど・・・
④顔真家廟碑
顔真卿が書いた一族のお墓の碑。
これも大きい・・・。
顔真卿は、確か数年前?に、トーハクで大きな展覧会がありました。
実は、招待券を持ってたんだけど、
そのときは、お習字に全然興味なかったから
お友達にあげちゃったんだよね。
後で聞いたら、めったに見られないものも多かったとか。
行っとけば良かったなぁ・・・
⑤泰山刻石(たいざんこくせき)
前221年、中国を統一した秦の始皇帝が封禅(ほうぜん)の儀式を行ったときの碑。
紀元前って、それだけで凄い感じがします。
キングダムの世界。今は、こじるり ばかり連想してしまいますが。
⑥寒山拾得(かんざん-じっとく)
中国唐代中期の寒山と拾得の二人の高僧。
二人とも奇行が多く、詩人としても有名。
ふつう寒山は巻物を手にし、拾得は箒を持つ
(西洋絵画のアトリビュートみたいなもの??)
この二人は文殊菩薩、普賢菩薩の生まれ変わりだそーです。
禅の人?今一、わかってないけど、
仲良しで可愛い♪
⑦天帝図軸
中国神話の最高神、天帝!
⑧寒山拾得蝦蟇鉄拐図(たいざんじっとくがまてっかいず)
寒山と拾得に加えて、
蝦蟇仙人と、李鉄拐(り てっかい)の掛け軸。
4帖でセット。
蝦蟇仙人と、李鉄拐は、どちらも道教の仙人。
この展示は、実はこの日最終日。
いろいろ見れて良かった。
上野駅で期間限定で打ってた食パン、買ってお家に帰りました。
こういうの(高級食パン?)
ときどき食べると、ほんと美味しい♪