産経新聞 10月8日(土)7時55分配信

 6日に法廷闘争が始まったばかりの民主党の小沢一郎元代表が緊急入院した。「尿管結石」と分かり政治活動に支障はないとされるが、20年前の心臓病以来、入退院を繰り返してきただけに政界には衝撃が走った。酒量を抑え節制を重ねてきた「剛腕」も来年で70歳。政治的な影響力低下は否めない。(山本雄史、酒井充)

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 「そういうものでよかった…」

 かかりつけの日本医科大学付属病院で、主治医から診断結果を聞かされた小沢氏はこう言って安堵(あんど)の表情を浮かべた。尿管結石ならば排石すれば悪化することはない。49歳の平成3年に「狭心症」で入院後、健康不安説が絶えないだけに他の内臓疾患を心配していたのだろう。

 小沢氏は健康管理には誰よりも気を使ってきた。日本酒を1日3合程度、肉類は食べない。朝のウオーキングに熱心だった時期もある。昨年の代表選では「毎日節制を重ねてきた。どのような職責に就いても大丈夫だ」と胸を張った。それだけに初公判直後の入院はいかにもタイミングが悪い。救急車を呼ぶという政治家らしくない対応も周囲を驚かせた。

 山岡賢次国家公安委員長ら小沢氏に近い議員ら十数人はさっそくお見舞いに駆けつけた。一川保夫防衛相は「入院と聞いて正直ショックだった。相当いろいろな面で疲れているのだろう」と気遣った。

 とはいえ、政府・民主党の多くは冷淡だった。

 藤村修官房長官は記者会見で「早いご回復を念じたい」と述べただけ。樽床伸二幹事長代行は「病気という認識すらもっていない」。ある党幹部は「党員資格停止中なんだから党は放っておくべきだ」とにべもなく、閣僚経験者はこうつぶやいた。

 「ケンカしているときに入院なんかしたら離れる人間だっている。しかも救急車なんか使って…。そんなことが分からない人じゃないはずなんだが…」


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