産経新聞 7月4日(月)8時39分配信

玉川学園高等部の生徒ら=2日夜、台湾・嘉義市立スタジアム(西見由章撮影)(写真:産経新聞)
 【嘉義市(台湾)=西見由章】優秀なプロ・アマチュアの楽団が集う「世界吹奏楽大会」が台湾で開幕し、日本から参加した高校生が、東日本大震災の被災者支援のために作られた曲を披露した。170億円を超す世界最大級の義援金など手厚い支援を日本に寄せている台湾。日本の若者による感謝と復興への思いを込めた熱演に約千人の聴衆から共感の拍手が送られた。

■「陽はまた昇る」

 この曲は、日本でも人気の英国人作曲家、フィリップ・スパーク氏が震災直後の3月下旬に発表した「陽はまた昇る」。楽譜の売り上げや印税をすべて寄付する取り組みで、国内の楽団が各地で演奏している。

 玉川学園高等部(東京)の吹奏楽部約40人が1日、台湾・嘉義市の音楽ホールで開かれた世界吹奏楽大会のプレイベントに出演。演奏前には、台湾の支援に対する感謝のメッセージが中国語で読み上げられた。

 心の奥底を揺さぶる、ゆったりとした旋律。スパーク氏は、日本で「陽はまた昇る」の演奏に取り組む大阪市音楽団にあてたメッセージで、テーマを「災害の後の勝利」と表現した。

 演奏後、会場は心のこもった深く温かい拍手に包まれた。主将の赤廣萌(あこう・はじめ)さん(18)は「日本人の代表として希望を持って頑張っていることを伝えたい一心だった」と振り返った。

 大会は、吹奏楽の研究成果の発表に世界吹奏楽協会が2年に1回開催。日本からは今回、同学園のほか、東京佼成ウインドオーケストラと、大阪音楽大学などが出演している。


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