連綿 | 秘密の扉

秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして

未練などというものはなくとも(それが女たる所以)
失われた日々を懐かしく苦く思い出す時もある

都会に降った雪で作られた
汚れた雪だるまのように


意識の日当たりから外れたそれは
いつまでもその汚れた姿を留めて
その度に見ない振りして
もう春は過ぎていくのに
一様な姿だけが時に残るから


上書きするにもデータ量が多すぎる
あるいは少なすぎると呟いてみる
そうやって生きて行くしかないと自分に言い聞かせながら