ア・イ・シ・テ・ルのサイン | 秘密の扉

秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして

「蝶よ花よ」 で二人が撮影した写真は私のHDの中に取り込まれた。
それをまとめたい。前に「カレセン」 で書いたとおり、私は音楽まで付けたくて、先週の日曜の午後あれこれネットで探し始めた。しばらく試行錯誤のうちフォトストーリー3 を発見してダウンロード。
およそ100枚の写真をまとめて、フリー素材の音楽を探して貼り付け、3時間ほどで完成した。
とにかくあっという間に出来て、自分でも拍子抜けするほど、そして作業中もとても楽しかった。


翌朝一番、6時前にそれを見たたかしから驚きのメールが入った。
凄い!素敵だ!癒される!
文面はもっと興奮していて、感動が伝わってくる。


もっと作りたい
素材を撮影しなきゃ
今度はバラの花だよ。二人で別々に作って見比べっこって言うのもいいかもしれない
伊豆に行った時の写真でも作ってみよう
撮影も楽しくて、帰って来てからも楽しめて、見ても楽しめて良いねぇ


多分一人で撮影して同じようにスライドショーを作ってもこんなに楽しくはないだろう。
もう一人で生きているわけじゃない。分かち合えるって楽しくて素晴らしいこと。それはどんなに貴重なことだろう。





昨日は私の体調が悪く、たかしは早めに帰った。私のお祝い事があった。
夜9時頃メールが入る。
「doorおめでとう
 お祝いに作ったよ」


開いてみると伊豆旅行の写真。初めて見る私を写した写真がたくさんあった。
堂ヶ島の波頭と逆巻く風に髪を躍らせている写真、
外のお風呂から部屋の中のたかしに向かって笑いかけている写真。


そして音楽は「ア・イ・シ・テ・ルのサイン ~わたしたちの未来予想図~」だった。
「未来予想図Ⅱ」から20年近く。この曲にはその時々に重なる想いもある。
歌の主人公たちは過去から未来へと時を重ねているけれど、私の相手は変わって…


いいえ
女の愛は上書き保存。今がすべて。

「どんな明日が待っているかは誰にも分からない」けれど、こうして「まだどこかへたどり着く途中の」未来予想図を積み重ねていくのだ。