vol 2 | 秘密の扉

秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして

2004-09-29
出会い4
テーマ たかし

「イヤ~違いますよ。半年ぐらい前俺コーヒーこぼしちゃったの忘れてます?」そう言えば彼の会社でうち合わせ中に肩からビシャッとコーヒーを掛けられたことがあった。
「クリーニング代を出そうと思ったら手洗いできるからって言ってたけど大丈夫でした?」
(あぁ、あのときのちょっとチャラそうなお兄さん)
「F(たかし)さんずいぶんイメージが違っちゃったのね、全然分からなかった」
「髪の毛染めてたからかなぁ、俺ずっと気になってたんですよ」
「大丈夫黒だからシミにもならなかったし」
するとたかしはにっこり笑って、
「じゃぁこれであいこですね、さっきのことは僕も忘れます」と言った。そう言われて私も少し気が楽になった。
その後は至極事務的に打ち合わせが進み、帰り際
「今日はもう大丈夫ですか」と心配してくれながら、ひたすらさわやかな印象を残して帰っていったのだった。あら、何だかとってもいい人。

その後、仕事で何回かたかしと顔を合わせプロジェクトが終わって10日ほど後電話があった。
「休みの日にすいません、あれ?起こしちゃいました?」
前夜チャットで大盛り上がりして結局寝たのは明け方だった。
「昨日遅くまで仕事をしていたので…なにか」
「もしよろしかったら一緒に映画でも見に行こうかと思って電話したんですが」



2004-09-30
今時の青年
テーマ たかし

現在たかしとは半同棲状態にあるのだが、彼は私が今まで出逢ったことのないタイプだ。私が過去つき合った男性は私とほぼ同じくらいの年齢で、同時代を共有していたせいか、いちいち説明しなくても分かる。このツーカーな関係は元夫の場合に顕著で、キーワード一つで事足りる関係だった。だからこそ破綻したとも言えるのかもしれない。
7歳年下のたかしには、いちいち説明しなければならなくて、これが非常に疲れる。もっともそれは長く関係が続いていけばある程度解消される問題なのかもしれない。しかし、何だか日本語が変なのはどうにかして欲しい。日本語だけではなく知識や教養にも少し?欠けるところがあり、そういう知的な面でいえば非常に物足りないものがある。興味の幅が狭いというか、だからといってその狭い範囲を極めているいうわけでもなく。
そこが可愛いといってしまえばそれまでだが31歳の大人としてはもう少し何とかなら無いものだろうか。決して頭が悪いわけではないのだから。
ちょっと昨日つまらない喧嘩をしたのですねてみました(笑)




2004-09-30
変化する世界
テーマ ブログ

昨日トラックバックしていただいたAcross The Universさんのブログタイトルに心引かれた。十六夜という言葉も初めて知った。
見ず知らずの方とこうやって繋がっていけるというのは本当に革命的なことなんだなと思いゾクゾクする。
私が訳すより曲を思い出しながら歌って欲しい。

Words are flowing out like endless rain into a paper cup,
They slither wildly as they slip away across the universe
Pools of sorrow, waves of joy are drifting through my open mind,
Possessing and caressing me.
Jai guru de va om
Nothing's gonna change my world,
Nothing's gonna change my world.

もはやnothingではない。



2004-10-01
出会い5
テーマ たかし

飛び起きた。一瞬で目が覚めてしまった。独身に戻って初めてのデートのお誘い。しかもなかなかいい男。
「う~ん、ちょうど気分転換に出かけようかと思ってたのでイイですよ。何観ます?」
「僕まだ決めていないんですよ。doorさん何か観たいのありますか」
「ちょっと調べてかけ直します。」
恋愛モノはイヤ。きっと単に私が沈んでばかりいると思って誘ってくれたに違いない。あんまり物欲しそうに思われるのは嫌だ。
情報誌を見るとディープブルーが観たかったが、そもそも彼がどこに住んでいるのかも知らない。彼の映画の好みも知らない。無難なところで安全牌のハリポタに決める。
「doorです。ハリーポッターで良いですか?」
聞くと彼は2駅先に住んでいた。
「じゃ1時にホームの先頭で」
さて、それからが大変だった。シャワーを浴び(暑かったから!)、服を選ぶ。彼は休みの日には何を着ているんだろう。さんざん迷ったあげく、紺のワンピースを選ぶ。ちょっとスカート丈が短いがデートから良いだろう。鏡の前でスカート丈を気にしている自分がやけにウキウキしている。単に励ましてくれているだけ。言い聞かせながら駅に急いだ。
ホームの先頭に立って到着する電車の車内をのぞき込む。3本目の電車にたかしがいた。
白のタンクトップはあんまり体にピッタリしすぎて裸みたいだった。胸は思っていたよりも厚くて、めちゃくちゃ好みだった。正直、目のやり場に困る。
後で聞くとそれはたかしも同じだったようだ。わたしは普段ジーンズや、パンツが多かったのでミニをはいてくるとは思わなかったらしい。
映画を見終わった後、小じゃれた店で他の映画の話をしながら少し飲んだ。聞くと彼もディープブルーが観たかったらしい。
「じゃぁなんでハリーポッターなの~」
「好みが分からないから無難かなぁと思って…」
「あはは、なんだ?それ」
何気ない会話だけれど、こんな風に男の人とうち解けて話すのはどれぐらいぶりだろう。



2004-10-02
ただいま
テーマ ブログ
一泊2日で温泉にいってきたら、ずいぶん様子が変わっていますね(爆)
ちょっと仕事関係を先にやってから深夜の更新しちゃうもんね。

ibook 金庫にしまわれ 月の夜

いろいろ察してやって下さい。




2004-10-02
って、できるのか?!
テーマ ブログ

42.3時間繋がないだけでこんなに変わっているものなのか。ブログってホント進行早いよなぁ。
昨晩は鄙びた温泉宿に泊まったんだけど、もうネットに繋ぎたくて仕方がない私。狂っています。その辺のことは昨日たかしにも文句を言われました。
最近そっちへ行っても何だか上の空でPCに向かっていることも多いし、俺が泊まった日でも夜遅くキーボードの音がするし、いったいどうなっているの?
なんにも言えません。
前からそういうときはあったけれど、ここ最近のdoorはおかしい。
そっちへ行けないっていうと、前は残念がってくれたのに、最近はあっそってずいぶんそっけないし、そっちに行きたいって言っても仕事が忙しいって、何だか避けられているみたいだ。
だって~、来られると更新できないし…(笑)
笑っている場合ではありません。
ランキングはともかくみんなが更新を待っていてくれると思うと、休む気持ちにならないのです。これはハッキリ言って病気です。自分でもよく分かっています。
自分のお気に入りのブログを廻り、新しく読者になって下さった方のブログを拝見し、そうやっていくと結構時間を食うものです。
これからはムリのない範囲で更新していくことにしなければと思っております。読者の方や、コメントして下さる方のブログに、こちらからもコメントを入れたいと思うんですが、なかなかそんな時間もとれないようになっています。皆様に不義理をしてしまっているとは思いますがどうぞお許し下さい。

だってさ、ネタ提供者がいなくなっちゃったら困るもんねやっぱり(爆)



2004-10-02
出会い6
テーマ たかし

「再来週さ隅田川の花火大会行かない?」
話が途切れてグラスをもてあそんでいるたかしが言った。
おいおい、花火大会って…。彼の世代は知らないが、私たちの世代では、ほんとに決めって感じのデートだ。
「Fさんね、この間、私泣いちゃったし、今日もとっても楽しかったんだけれど、だからって毎日暗い気持ちで過ごしているわけでもないし。こうやって連れ出してもらうのはとってもありがたいんだけど。励ましてくれている気持ちはもう充分伝わったから。花火大会は誰か他の方と行かれたら?もう私、大丈夫だから」
なんだか目を合わせづらく、彼の鎖骨の下にあるほくろを見つめていたように思う。たかしは煙草に火をつけると、まるまる一本吸い終わるまで黙っていた。心臓がドキドキした。
「俺doorさんのこともっと知りたいんだよね」
「一緒に仕事して俺すっげーなと思って見てた。だけどあの時その辺の女の子みたいだったし。いったいどういう人なのか、すっごい気になるんだよね」
それはあなたより人生長いからそんな風に見えるだけだと思った。この人と一緒に過ごしていたらきっとまた心が揺れる。これ以上感情を揺らしたくない。だけど人の温かみが欲しくなっていた。たかしの自然体なものの言い方にいつもホッとさせられていた。少しの間で良いからホッとしたい。休みたい。誰かに気持ちを預けてみたい。
「じゃぁ花火大会行こうかな」



2004-10-03
私がアメブロを始めたきっかけ
テーマ ブログ

以前にも書いたけどもう一つブログを持っていて楽しくやっていたんだけれど、重い話題、弱音、真面目な話が出来なくなっちゃったのね。
ブログを始めて日常の怒りとか、ちょっと良かった話、面白い話は共有できるのにどういう訳か書きづらくなっちゃった。だけど、書くという行為が自分の考えの整理に役立つと言うことが分かったから、真面目で深刻な秘密の扉を始めたのね。
アメブロにしたきっかけはとにかく表と読者がかぶらないこと。賞金まで出して募っているような所だと、相当エグいブログが多そうだし、ここでこっそりとやっている分には目立たないだろうと。セックスについて、ちょっと書いてみたかったというのもあります。
初めの5日くらいアクセス数の所も分からなかったし、立ち上げ直後で、不備があると思いこんでいた。いったいこんなブログにどんな人が興味を持つんだろうと言うのも面白かった。当初の考えでは、多くても2.30人が見てくれれば良いなと思っていたの。
ただやっているうちにやっぱりいろんな人とコミュニケーションとれると楽しいし、コメントもいただければ嬉しいし、ジャンル別ランキングで上が見えてくると意地になってしまうし。結局こんなことになってしまいました。
10月に入って、リセットされて、少しホッとしています。
元々持病で慢性じんましんがあるんだけれど、社長に紹介された日、ジャンル1位になった日は、全身にじんましんが出てちょっと大変でした。

秘密でもなんでもなくなってしまった秘密の扉ですが、愛と性にまつわるいろいろをだーっと書け抜けてしまうのも悪くないかな、と思っています。ただね、10月は仕事も忙しそうなの。どうなるんだろうねぇ。



2004-10-03
男性脳、女性脳
テーマ ブログ
読んでも面白くないです さんからのトラックバックです。
脳味噌というのはほんとに人それぞれ違いがあって面白いと思うのだけれど以前元夫といろいろあったときに、少しでも相手を理解できたらと思って「話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く 」という本を読んだことがあります。
その本に男性脳、女性脳の診断テストが付いていて私はかなり男性に近い脳でした。本人にやらせたわけではありませんが、夫の様子でテストしてみると彼もかなりボーダーに近い。男性脳と女性脳は違う、だから両者は理解し合えないと言う趣旨の本だったのに同じでどうして理解し合えないの…という、悲しい結末に落ちたわけです。
さて、cbxさんの所を覗いてみたら、脳鑑定というのがありまして、早速もう一度トライしてみることに。結果はやっぱり同じことでした。

あなたの脳は女:50 %、男:50 %で出来ています。

あなたの脳は女と男のボーダーラインにあります。
女らしさや男らしさのどちらかが極端に強いわけではなく、曖昧です。
考え方も論理的な考えもでき、柔軟で、人によく相談されるタイプです。
おしゃべりや甘いものやファッションも好きですが、コンピューターなどの機械にも多少興味があります。
男性の気持ちに対しても理解があり、男友達も多い傾向があります。
しかし、付き合ったり結婚しても、相手に女らしくないと言われることもあります。
また、性欲は人並みですが、ムードを作りながらHをするのが好きですし、
相手の喜ぶ行為も積極的にします。
きちっとした信頼関係が出来上がれば、相手の男性と末永く付き合えるでしょう。
あなたのレズ度は20 %です。

あなたの女らしさを無理矢理オッパイの大きさに例えると Bカップ です。

ほ~んとその通りなんだよなぁ。
えっ意外ですか?

ネタもとはこちら「Dr.Shimizuの脳鑑定」



2004-10-04
こわれる
テーマ あいしてる

ああもうそれ以上耳元でささやかないで、私壊れてしまいそう
壊れちまえよ、もっともっと壊れればいい
もういちどいこうよ、もういちど
もういちどおまえが壊れるのを見たい



2004-10-04
結婚について1
テーマ 和也

        (photo:photowriteさん)
さて、離婚の話が中途半端に途切れてしまっているのはやっぱり書いていて辛い話題だからだ。
けれど何回も書いているとおり私がこのブログを始めたのは、そのつらさを文字にすることによって整理し明日への一歩を踏み出すためだ。読まれる方にとっても辛いものになるかもしれない。当初予想していた読者数をはるかに越えてしまっている今、相当に勇気の居る話題だからだ。ふと、たかしとの恋愛のことも書きながらだったら書ききることが出来るかもしれないと思った。とにかくどうなるか分からないが、書き始めよう。

元夫の和也とは私が20歳の時に知り合った。有り体に言えばナンパされた。けれど、何となく共通するものを感じてつきあい始めたのだった。4年後普通に結婚した。結婚を決めた理由はそれまで出会った人の中で一番面白い人だったからだ。長い年月一緒に暮らしていくとなれば、まず価値観がある程度共通していないとやっていけないし、やっぱり面白い人の方が楽しく過ごせる。面白いにも2通りあって、単に受け答えが面白いというのと、興味深いというのと両方を兼ね備えていた。うまく文章で表現できないので、ほんとにいつも勝手に甘えて申し訳ないのだがボーゲンさん 70%な感じといえば分かっていただけるだろうか。70%でも相当面白いというのはご理解いただけると思う。笑いのテイストも凄くよく似ている。だから私は勝手にボーゲンさんのファンである。こう書くと和也に対して未練たっぷりみたい。う~ん未練はあるのかもしれない。出会ってから15年以上一緒にやってきたのだから。その中の6割は楽しい思い出なのだから。



2004-10-05
最近こんなの聞いています
テーマ ブログ
社会人まであと○○日Blog
kumadekaさんの所からのトラックバックです。


アーティスト: Chet Baker
タイトル: Sings


聴く音楽はモダンジャズが多くて、ここのところはすっかりこれ。モダンジャズでもボーカルが入ったのは、以前はそんなに好きではなかった。最近はやっぱり人の声もいいなぁと思っています。
中でもお気に入りは
There will never be another you
スタンダードなんで、いろんな人がやっていると思うのだけれど冒頭のトランペットがやはり素晴らしい。大好きな映画、「ガープの世界」のラストでも流れた曲(もっとも彼のバージョンかどうかは知らないが)

これ聞くとね、今まで恋した4人全員を思い出すんだ♪
人生って面白い



2004-10-05
出会い7
テーマ たかし
帰りは同じ電車に乗って駅で別れた。車内は少し混んで、顔がたかしの胸に触れそうで心臓はずっとドキドキと早く鼓動を打っていた。別れ際「これから仕事じゃないときはたかしって呼んでよ」と耳元で囁かれた。どう考えてもおかしい。女の子には不自由していないはずだ。離婚して家を出たばかりの女に貯金があるとは誰も思わないだろう。本気なのだろうか。囁かれた耳が熱かった。

翌日店のオープン時刻に浴衣を買いに走った(笑)いろいろ選んで、紺地のトンボ柄のろうけつ染めにする。手持ちの浴衣は娘時代のものでもう着られなかった。花火大会の日までがただただ待ち遠しく、指折り数えて待っていると木曜日たかしから花火大会の日に仕事が入った旨連絡があった。
「ごめん、俺すっげー楽しみにしていたんだけど」私だって、スッゲー楽しみにしてたんだけど。
「今週末だとちょうど良いのがなさそうなんだ、だから8月になっても良いかな?」「う~ん大丈夫だと思う。」
「今週末とか逢えない?」今年の夏は暑かった。7月中に既に私はバテていた。
「ちょっと疲れていて、あまり遠出をしたくないの」
「じゃぁそっちにいってもいい?」それはまずい。うちだと、また取り乱してしまうかもしれない。何だかもう頭の中が混乱してきたみたいだ。
「いやそれは…じゃぁ夕方からS公園は?」
「いいよ3時くらい?」



2004-10-04
結婚について2
テーマ 和也
アナログギャラリー さんへ
トラックバックです。

それから彼が初めて私のうちに挨拶に来たとき、父に、君たちはどうして結婚したいのと聞かれた。そのときに2人で同時に相手を尊敬できるから。と答えたのだ。何の打ち合わせもなしに。そのとき、私はこの人を選んで良かったと思った。今考えれば2人とも愛なんて信じていなかっただけなのかもしれないが。
私たちはいろいろなことを一緒に愉しみ、あるときはお互いに好き勝手にやり、協力しあっていた。多少の喧嘩もあったが、信頼感で結ばれていた。そう、確かに和也のことを今でも愛しているのだろう。彼と過ごした日々のことをとても愛おしく思う。あちこちに旅行したこと、彼と一緒だといろんな面白い出来事に遭遇すること。センスのいい笑いの日々。バブルの時代でもあった。若かったし、いろんなことに挑戦できたちょうどいい時期を一緒に過ごしてきたのだ。
さて30を過ぎて、浮かれた生活を少しは落ち着いたものにして、子供を作ろうと思い立った。
「そろそろ子ども作った方が良いんじゃない」
「まだいいよ」
「でも、私もう30だし、すぐ子どもが出来るかどうかも分からないし、作るんだったら2人ぐらいは欲しい。35までに2人生むと考えるとそろそろ作り始めないと」
「でもまだいいよ」
実はそれ以前からかなりセックスの間隔が開いていた。私も彼も毎日仕事でくたくたになって帰宅していた。ちょうど2人とも仕事の一番面白い時期でもあったからそれほど気にならなかった。けれど気が付いて考えてみると、いつも私から誘っているような気がする。それだって、疲れているからと断られたことも何回かあった。他に女性が居ることも考えたがどう考えても周囲には50過ぎのおばちゃんぐらいしか居ない。そもそも、彼はどこへでも私を連れて歩くので有名だったくらいだ。



2004-10-06
恋愛成績表
テーマ ブログ

けせらせら日記 miuさんの所からのトラックバックです。

先日読者のmiuさんからご紹介いただいたサイト。
成績表なんて何十年ぶりでしょうか。恋愛力という言葉も初めて聞きました。何でも本人の性格などから恋愛に向いているかどうかということを判断するらしいです。
そんなこと言ったら恋愛に向いていない人の立場は?!
恋愛に向いていない人でも恋愛する権利はある!でも、現実はみなさん身をもってご存じでしょう(爆)
かなりの量の質問に答えるとびっしりの結果がでてきます。ちょっと意外な結果に自分でもびっくり。あの~、私モテモテだったことなんて、一度もないんですけど…
ではかいつまんでご紹介。

・総評
全体として大変良い成績でした。学年に100人いれば、成績は10位前後でしょうか。
100人中女性が6人のクラスでモテなかった私はどこへ行ったの?

考える力(評価 5) 高い評価をされました。恋愛に関しては賢く、トラブルに対しても無難な対応ができるタイプです。
こうなっては過去に刃傷沙汰があったなんてとても言えない。

こころ(評価 4)ただ感受性が弱く感動などをあまり覚えないので、恋愛の楽しみを存分に味わっているとは言えません。まっすぐな気持ちで小さな幸福を感じるようになりたいところです。
私ってば、感受性が弱かったんだ。こんなに楽しんでいるのにまだ楽しみ足りないとは!恐るべし!恋愛

そのほかの語りたいポイント
・男性の友達のほうが多くないですか?男性のほうが相性が良さそうです
ピンポーン
・どんな人生だったかはわかりませんが、かなりすれている印象があります。純粋さに欠けます
37歳でピュアな人間の方が気持ち悪いよ!よけいなお世話。
・男性を弄んで捨てることができる素質があります。可能だとしてもやめてください
一度で良いからやってみたい
・doorさんには年下の彼氏がお似合いです
ありがとう~~~!
・かなり冷たい印象があります
なんか怖そうに見えるみたいです、わたくし
・37歳のわりには、かなり老成した考え方をしています
ちなみに精神年齢52歳!老けすぎ(涙)

結論としては当たってな~いな感じですが、詳細な結果の量に圧倒され、思わず信じそうに…お暇な方はお試しあれ!

ネタもとはこちら「恋愛成績表」



2004-10-07
だれか
テーマ あいしてる

ぼたっ、ぼた…ぼたっ血の滴り落ちる音がする
不思議に思って見回すと心の傷からたれていた
あぁすごいこんなにたれて来るんだ
心に手を当てて血を止めてみようと思ったら
傷口が広がってチガ吹き出した
あぁいけない、これでは死んでしまう
誰か、ダレカ、ダレデモイイ
はやく傷口を縫って…
モウ麻酔もいラナイカら
どんなに痛くてもガマンスるから
ダレカハヤク縫って、ぬッテ…
…おねがいハヤク



2004-10-07
行方1
テーマ たかし

うんと朝寝して洗濯と食事と読書をしたあと、歩いていけるほどの公園にジーンズにTシャツで出かける。暑い、暑すぎる!
ボート乗り場の前で待ち合わせ。あぁなんてバカなんだろう。これだったら映画館の方が良かったかも。
あわてて走らなくても良いように、化粧直しも出来るように15分も早く着いた。はぁ、いったい私こんなところで何をやって居るんだろう。そもそも私は彼のことが好きなのか。うーんかなり惹かれている。もう好きといっても良いかもしれない。とても思いやりのある男性だ。それに何だかやたらに色気がある。素直で、率直でかなり天然な所がある割に、重要なポイントはしっかり捉えられる。それにあの笑い声。何がおかしいのか分からなくてもつい釣り込まれて笑ってしまう。
ふと昔、年上の友人が言っていたことを思いだした。
「こ~んな綺麗な男とセックスできるんだったらどんなアホでも良いわ~~!って思った」彼女は大学の助教授である。そして私は当時の彼女の年齢に近づきつつあり、何だか人生の半分近くまで来ているので、もう2度と無いチャンスのような気がした。
自分のこれからの人生を考える。再婚は--しない。もはや結婚には興味がなかった。だから子どもも持たない。では彼とつき合ってもなんの問題ないはず。遊ばれて捨てられても良いじゃないか。もう充分傷ついているのだし、失うものすら持っていない。
「ごーめん待った?」
「今来たところ」
「ボート乗ろ、ボート」
チケットを買って、楽しそうに桟橋をどんどん進むたかしの後ろ姿を見ながら心の中で白旗を掲げる。もう悩むまい。



2004-10-07
行方2
テーマ たかし

水面をわたる風向きと木陰を探して、たかしは器用にボートを進めた。今日は黒のタンクトップでボート漕ぎ。きっと誇示しているに違いない。良いよ、もう落ちたから。
「子どもの頃K公園の近くに住んでいてよく親父と乗ったんだ」
「あら?そうなの。私も高校の頃よくK公園でデートしていたわ。すれ違っているかもしれないわね。」
「いや、いれ違っているね、俺中学で引っ越したから」
「そんなこと無いわよ、Fさん、今31でしょう」
「えっ、doorさんいくつ」
「37」
「そんなに上なの!」たかしの目が吃驚していた。
たかしは私の年を知らなかったらしい。頭から鳩尾に冷たいものが走る。そうか、彼は勘違いしていたんだ。私は童顔のせいかいつも若干若く見られる。
これでもうきっと電話がかかってくることはないだろう。はしゃいで3万円の浴衣なんて買うんじゃなかった。なんてバカなんだろう。
「もうすぐ誕生日が来て38よ」自分にとどめを刺した。
「doorさん若く見えるね」たかしの言葉が痛かった。
「そうでしょ、21の時に煙草吸ってたら中学生と間違えられて補導されそうになった」
「あはは、そりゃ凄い」
「でしょ」言葉とは裏腹に空気は冷えていく。こんなに暑いのに。

2、3日して来ないと思っていた電話が鳴った。
「Fです。土曜日に板橋で花火大会があるみたいなんで予定明けておいて下さい」



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