(今さらながら)トレース日本橋2019 | OPEN THE DOOR

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ブルベのことなど、自転車のことを中心に。

3月・4月のお仕事峠とGW後のばたばたを乗り切り、ようやく一息つけた感の今日このごろ。
また次の峠がすぐにやってくるので、あまり気を抜いていられないのですけど。
 
もう1ヶ月も前のことになってしまったけど、4月20・21日にAJ日本橋のトレースを走ってきました。
自分のために(笑)備忘録として残しておこうと思います。
 
ブルベのカテゴリーとして有名なのは「フレッシュ」ですが、「トレース」はその妹分・・としての位置づけ、とのこと。今年はじめて開催されました。
そもそも「トレース」とは、「最短で 200km(最長で 360km)のルートを最長34 時間で走る、チームライドを楽しむためのイベント(休憩時間の制限無し)」という、めちゃくちゃ緩いブルベです。普通のブルベのように1日で200km走って終了しても良し、観光してのんびり温泉で1泊しても良し。
それならブルベでなくてもよくない?という意見はさておき。(相当脚力のある人は例外として)普段、時間制限のあるなかでグルメなり観光なりを楽しんでいるランドヌールにとって、ブルベの形式をとりながらも、時間を気にせず遊び倒せる・・という、なんとも素晴らしいイベントです。
ちなみに、フレッシュは「休憩やトラブル以外はひたすら走り続け、24 時間で360km以上のできるだけ長い距離を走る」というのが基本です。2時間以上休憩してはいけないとか、最後の2時間では25Km以上走らないといけない、とか、いろいろ細かい規定があります。

とはいえ、きちんろルールを理解できていなくて最後バタバタしたのですが。。

 
今回私たちが走ったのは、本庄→碓氷峠→長野原→ちょこっと赤城山→足利健康ランド泊→お茶の水 というルート。
お天気にも恵まれ、大変に楽しいルートでした。
ちなみに、このコースの当初の目標は「碓氷峠ふもとにあるお店のおいしい肉豆腐を食べに行く」というものでしたが、トレース開催1週間前に、1ヶ月ほど前に火事によりお店が全焼していたことを知り、一同茫然。何のためにこのコースを設定したのか。。。と走る目的を若干失いつつ、開催を迎えました。
 
当日は、サイクリング日和の良い天気。
スタートしてからしばらく走ると、ギザギザ妙義山。この景色を見るとグンマーだなぁ、とわくわく。
 
碓氷峠に向かうまでの道で、フレッシュを走るチームとスライド。お互い手をあげてエールを送りあいつつ。
おなじみの「おぎのや」さんまでたどりついたところで、「さてお昼をどうしよう?」
かまめしはあまり好きじゃない。。というメンバーがいたので、近くのお店でソースかつ丼。おいしゅうございました。
 
お昼を食べたお店の近くに、本店がありました。
 
そして、3度目のめがね橋。
 
時間を気にしなくて良いので、初めて上に登る。階段はけっこう急。
 
トンネルのなかも、なかなか良い雰囲気。異次元につながってそう。
 
かもしかがいたんだけど、写真だと見事に木に紛れて見えない。。
 
おしゃべりしながらゆるゆるのぼって、いよいよ長野。今まででいちばん楽に登りました(笑)
 
こっち側の看板、はじめて気がついた。。
 
PCのコンビニで少し休憩して、次は登り。中軽井沢を抜けて、浅間山を眺めながら。
浅間山はきれいなんだけど、登りはキツイ・・ゆっくりめのメンバーと速度をあわせながらのぼる。
長野原町方面へのダウンヒルは、少し路面が荒れてるところもあったけど最高に気持ちよかったです。
下った先では、まだ桜がたくさん咲いててきれいでした。
 
渋川方面へは、ずっと下り基調。途中、建設中の八ツ場ダムへ寄り道。途中、予定のルートが工事のためなくなっていて、迂回しつつ。
2年前くらいにも来たけど、そのときと周りの様子がずいぶん変わってたなぁ。。。前には道があったはずのところが、削りとられていたり。
ダムひとつ作るって、すごいことなのね。
 
そしてまたダムカードで写真を撮ってみた。
 
そろそろ日も暮れてきて、このあとの赤城の登りに向けて、みんな少しテンションが下がり気味。
途中で一人がパンクしたりちょっと具合が悪くなったメンバーがいたり。。。(とはいえ、時間の制限がないので心に余裕がある)
赤城の南面を走りながら、「この登り、入れる必要あった?!」と愚痴りながらもルートを決めたのは自分たちです無事に赤城をクリアして、足利健康ランドへ無事到着。
お風呂に入ってきちんと寝られるってすばらしい。。。
 
そして2日目の夜明け。けっこう冷え込みました。
 
あとはゴールまで帰るだけ。。なのですが、ここで大きな勘違いが。
私たちは280Kmくらいのルートを申請しており、なぜか「24時間で280Kmを走らなければいけない」と思い込んでました。フレッシュの24時間ルールと混同していたと思われます
時間の計算を勘違いしていて、けっこうギリギリなことに気がつく→調子が悪くて速度のあがらない2人が離脱宣言→残り3人でゴールを目指すも、申請したゴールへは24時間以内にはたどりつけず(約15分遅れ)・・・となり、意気消沈。
「認定はもらえなかったけど、楽しかったからいいか」と気を取りなおし、遅れてゴールへ到着した2人と合流し、日比谷のナイスプレイスへ。
DNFの報告をしようとしたところ、居合わせたAJの重鎮たちに「24時間ルールは関係ないから!」とあらためてルールの説明を受け。
要は「200Km以上走ったところをゴールとして申請すればよい」とのことで、全員でレシートをもらっていた230Km地点のPCをゴールとして申請することで、無事5人全員で認定を受けることができました^^;
全員が全員、全くルールを理解していなかったのはなんともお恥ずかしい限り・・・。
ともあれ、無事に認定を受けられてよかったです。
 
今回走ったチームのルートを重ねあわせた図。
ゴール受付の日比谷にはたくさんのランドヌールが集まっていて、みんないろんなところから夜通し走って、ここまでたどり着いたんだなぁと思うと、なんだか胸熱な気持ちになりました。
「フレッシュはお祭りだから」とよく聞いていたけれど、そのお祭りの気分をちょっとだけ味わうことができてよかったです。
 
日比谷公園では、このときネモフィラが満開でした。
 
トレースを走って、フレッシュを走ってみたい気持ちも高まったけど、またトレースを走って遊び倒したい気持ちも出てきたり。
来年はどうしようかなー。