*******-*~*-・"、-*
「家、近づいてきたね・・。」
「・・・・・・」
「ウソだったらいいのにね・・。」
「・・・」
やはり、こののどかな田園風景は気持ちがなごむな~。
(ということにしておこ!)
私は、最初の不安を無理やりクリアし、セリナにあいづちを打った。
いまさら?って時間差で。
「・・そうだよな。まだ信じらんないよな。
でもあの騒ぎようからすると、本当なんだろうな。
犬が2匹さ、家の前につないであんの。焼けてHOT DOGになってたらどーしよ;
強引すぎるジョークに自分がひいた・・。
セリナもうつむいた。
ちっ!成長しないヤツ・・・。しばしば自分がイヤになる。
私は、衝動的に車の窓を開ける。
当たり前のよに冷たい風が一気に入ってきて。顔をくしゃっとし、目を細めた。
なにくそ。こんな冷たさ!
ちょっとだけアクセルを強く踏んだ。
セリナ乗せてるからちょっとだけ。
**帰**還***-*~*-・"、-*
家から最も近い十字路にさしかかると角度的に
その横顔が少し見える。
・・はず。
でも、今はやっぱちょっと暗くて見えない。木も覆っているし。
十字路を右に曲がる。
少し速度を落とす。
徐行にかわる。
私はハンドルに両腕をかけ、フロントガラスに
顔面を近づけ、食い入るように、その方向を見上げた。
(きっと、口はあけっぱなしだったと思う)
「・・・燃えたね。」
「・・・あぁ。骨だけだ」
家を取り囲む垣根からのぞくそれは、柱だけを残していた。
星の光のせいなのか、きれいに輪郭を映し、パッと見はまるで
家を建てている最中のようだった。
・・・覚悟してたから・・。
感傷にふけるヒマはナイ!!
早くみんなのとこへ・・。
私たちは、無言のまま。でも
確認し合わなくてもわかる。
きっと同じ気持ち。
垣根の切れ目を右折。庭へ入る。
とんでもない光景は、まだ続いた・・・。
(つづきます)