僕はさ君が好きでもないのにちょっと悲しくなったんだ
おかしいと思う?

それを勘づいたのはあくまで仮定でしかないけど、なんとなく分かった

なんとも思ってないはずなのに少し悲しくて心に一本針が刺さったみたいだった
結局は誰かの特別なんてなれたこともなく、
だからって望んだ訳でもないかも知れない


望まないほうが簡単に手に入って
要らないから手を離す

簡単に手に入るものは一度離すと大体二度と戻らない
そうしていつだって一人で
いや、自ら独りにして

人間不信だと笑われる
不信は不信だけどそんな安易なものじゃない

例えばそれは永遠がテーマで
永遠なんてないからこそ変わらない愛を欲しがる

一恋して死にたいと言っていたやつらはまた次が出来るとまた死にたいという
そんな女に死んでもなりたくなかった


好きというのはもっと違う
本当に好きになったことのない私には分からないけど、そんなものじゃない
そうじゃないと信じてる世界の理由が合わない



自分のそれが好き でないのが分かるのは
きっと君が優しいから

優しいのは好きだよ
私だけに向けられる優しさを取られなくなかった。それだけだ

人間なんてしょうがないから何も言わないよ

好きにすればいい


苦しくなんてないよ
悲しくなんてないよ