パーマネント野ばら | DoNaMann.DoNaMann.DoNaMann

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ボロを着ていてもいい
財布は年中軽くてもいい
いい音楽を聴いて、いい映画を観て、いい芸術品をみて、いい旅をして、安くてもいいもん食って
いつかは死にたい

異常に興味があるから仕方がない

そんな奴の記録帳です

懐かしい痛みだわ
ずっと前に忘れていた

管野美保のとても30とは思えない無垢な眼差しをスクリーンからうけた時

ぽわっと、頭に浮かんだ


「パーマネント野ばら」を観てきました

心にかさぶたは永遠に出来ないんだと思い知らされた気がする

どんなに風化して、自分が忘れていても

不意にやってきて「わすれないでね」て言ってくる

大切な人ほど何度も何度も訪れる

だから無意識に嘘をついて自分をごまかす


この映画のストーリーは海と空に包まれた田舎町に住む出戻り娘、管野美保演じるなおこの実家

パーマネント野ばら、を中心にみっちゃんや、ともちゃんやご近所さん達との、ほんわかコメディ・・・かと思いきや、
ではなく、後半には男でさえも
胸、痛くなるほどドラマチックな展開のラブストーリーになっている



仕方がない事なんだと思うよ


って、劇中のナオコに言ってあげたくなるほど痛々しく悲しい


泣かないでって




涙が美しく笑顔が物悲しく
そんな梅雨にはもってこいの映画でした。