白と黒が混ざりあうとき
分量によってあらぬ色に染まる時がある
「告白」
純粋な感情というものは
その産まれ持った無垢なる感情が故、とてつもなく大きな力をつくってしまう時がある
そんな時その白い力が黒く染まり、イケナイ方向へ向かってしまった時
やはり壁をつくってせき止めてあげられるのは、もっと大きな白い無垢なる力なのかもしれない
単純な事の繰り返しが転がって転がって、また、転がって危険な絡まり方をして
結局人に何かを理解してもらうには、熱意や情熱など一辺倒な感情などではなく、その人を理解するという
その絡まりを解くには一番やっかいな作業が一番、必要なんだとおもう。
大きく膨らんだ白い力にはその作業を手一杯でも出来る力がある。
この映画の話の中心に、結局は一辺倒な感情しか、まだ持つことの出来ない
思春期の人物が登場します
憎しみも、悲しみも、喜びも、傷も全てを乗り越えて人はホントの情なんてもの知るのかもしれない
偏った感情しか、まだ知らない思春期の彼らや彼女達には
黒になるには早過ぎるのかもしれない
まぁとにかく、幾ら経験をつんでも
ニュースをみるかぎり『彼らや彼女』の様な人が多い現実社会
人となりに、まっとうに生きてみたいものです
なーんてね。
この文章を良い風に受け止めるか、捻くれた風に受け止めるかで、この映画の見方は変わってくると思います。