『PHIGVEL』のブーツが今年も届きました。
ブランドを取扱うきっかけともなったアイテムで、個人的にも愛用している1足です。
ちょうど昨年の今頃に購入し、週7で半年ほど履き続けたのがこちら。
1日履いたら休ませた方が良いなんていう革靴のセオリーはガン無視して、
雨の日も雪の日も履いていましたが、変わらず凛とした美しさを放っています。
軍パンやデニムパンツ、ウールの綺麗なパンツまで幅広く合わせられ、
何より脱ぎ履きがとんでもなく楽。
秋から春にかけて良いブーツをお探しでしたら、一度は試してみて欲しいです。

センターを走る1本のラインを境に、左右それぞれ1枚の革で構成されたシンプルさ。
それでここまで洗練された印象が漂うのは、木型の優秀さはもちろん、
上質なボックスカーフレザーを使用していることが大きいでしょう。
生後6ヶ月までの仔牛から得られる皮にクロム鞣しを施し、じっくりと時間をかけて作られるボックスカーフ。
非常にきめが細かく、透き通るような光沢を放ちます。
またしなやかで柔らかく、刻まれるシワもとても上品。
たまにのケアと簡単なブラッシングだけでも、ここまで応えてくれる素晴らしい革です。

そしてWALDES銘の『コの字』ジッパー。
品のある革とのコントラストが秀逸で、パンツの裾からキラッと覗く様子もたまりません。
ただし新品時に一番上までしめてしまうと、
階段を勢いよく降りたり急にしゃがんだ際にジッパーが弾け飛ぶ危険があるので、
革が馴染むまでは3cmほど下げておく必要があります。
(購入後3ヶ月は無料で修理可能です)
ちなみに馴染んでしまえば屈伸なんかも普通に出来るようになるのでご安心を。
本当に良い靴なのですが、展開サイズが7.5、8.5、9.5の3サイズのみと、
どのサイズを選ぶべきか少し分かり辛いです。
足の実寸が26.5cm、Aldenは8Hを選ぶ自分がこの靴の8.5だと少し大きく、
中敷きで調節して履いています。(7.5も履けなくはないですが窮屈さを感じます)
紐靴であればギュッと縛ることである程度何とかなるのですが、こればかりはこの手の靴の宿命かと。
なので選ぶ際はお気軽にご相談ください。

※明日11月6日(水曜日)はショップブログとオンラインショップの更新をお休みさせていただきます。
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