梅雨入りした江戸である

腹水はさらに増えパンパンに膨れた腹は苦しい
座る事が苦痛である
ご飯食べたいけど息苦しさで食べれない
水飲んで溺れたタラー

長野へ今日行く予定で施設長、その他責任者を集めてもらっていた
が、ワシは一時退院したその日に呼吸困難で出戻りしている

そこで群馬の娘に昨夜、ワシの疑問点やその他を電話で話しPCにて書面にしもらい
それを持って本日長野へ行ってもらった

坊ちゃん入院してる主治医とLINEのTV電話を繋いで今までの経過と入院計画など説明してもらい
坊ちゃんと話した
元気そうでよかった

丁度、昼飯の時でビニールエプロンつけられていた
片言で話し、顔が見れただけで安心した
本当によかった…

その後、施設に行き
昨夜作らせた書類を読み上げ、それについて担当より一人一人返事をもらった

これで先々、皆が困った事にはならないだろう
安心したらワシの昼飯に付いてきた小さな牛乳を全部飲む事ができた

先週より今週
今日より明日
できてた事ができなさなっている

人はどうやって死に向かうのか?
ワシはガンなので終末期の今、悪液質になっている
腹水が溜まり、腹水の中には本来全身に行き渡る栄養が詰まっている
今、腹水を抜くとはぁ〜とラクになる
けど、抜いた事により全身がパンパンに浮腫だす

浮腫は全身の怠さと痛みにつながる
だから腹水は抜かない
だそーだ

ガンの悪液質になると、自分の体が自分のタンパク質を破壊している
こんな時、食べないから栄養をと点滴したりすると、余計な苦しみがついてくる

既に、自分を自分で破壊しているんだから苦しみ辛さを取り少しでもラクに
が緩和医療である

ワシは、早い段階でそれを希望していたから緩和病棟の予約もしている

余り笑わない主治医が、緩和に行くと緩和を勉強した看護師も居てラクなのは分かるけど
一切の面会を断っているので、そーっと家族だけが会えるように乳腺病棟に置いてくれている

都の警戒レベルの緩和に合わせて、緩和病棟も家族だけでも面会ができるようになると信じて
それまでは私が診るからね
と言ってくれた
笑わない、何考えてるかわからない主治医だったが優しい人だった

ワシが主治医をそー思ってるんだから主治医もワシを淡々と病気を受け止め先々どうなるかを早目に把握し、何かに向かっている姿勢はただ者じゃない…
と思ってたらしく、娘にそー話したそーだ

ワシ…
ただ者じゃないらしい

坊ちゃん問題片付いて、残された荷物が下ろせ
坊ちゃんの顔と声が聞けて
ワシはもう頑張りたくない

色々な事に疲れきった
ワシが死ぬ時、誰が迎えに来るだろう

ハナさんに会いたいな…