高級ブランドのグッチは、かつてグッチ家によって興された。
しかし今、グッチの経営陣にグッチ家は1人もいない。
グッチ家はいかにしてグッチの経営から締め出されたか、そしてマウリツィオ・グッチはいかにして殺害されたか。
実話に基づいた作品。
まず、イタリア訛りコテコテな英語。勿論実際の当人たちはイタリア語で会話していたはず。
なんだろうか、そこだけでなんか面白くなってしまう。
人物のデフォルメ感もなかなかのもの。
アル・パチーノ演じるアルド・グッチが目にかけているマウリツィオやパトリツィアに会う度、「マウリ↑ッツィオ!」「パトリ↑ッツィア!」と呼び掛ける様や、
ジャレッド・レト演じるパオラ・グッチのいかにも冴えない感じがたまらない。終盤にはジャージ姿にさえなってしまう。
あまりにも惨めにデフォルメされていて、グッチ家の子孫からクレームが届いたほどとか。
極めつけは予告編にもあった"Father, son and the house of gucci.”と言うセリフ(レディー・ガガのアドリブだというのも凄い)、大の大人が全力で悪ふざけしているように見える。
全体的に、凋落するグッチ家を滑稽に描写しているように見えた。
ほぼ間違いなく、悲惨だけど側から見ると面白い様を強調して、コメディのような作品に意図的にしている。
決して明るくない過去をこういった形で映画化するのを許可するほど、グッチ経営陣は割り切っているということなのだろうか。
面白い映画でした。書くの遅れたけどまだ上映してたらおすすめ。
