久しぶりのブログの更新「座骨神経痛と血圧と仙骨神経障害について」 | エネマグラによる前立腺開発、およびドライオーガズムの後遺症と闘い、研究するブログ

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タイトルの通りです。私自身が後遺症患者なので、私の日々の症状や出来事、考察などを書いていくつもりです。現在、仙骨神経障害と診断されたため、仙骨神経障害について主に書いています。

久しぶりのブログ更新です。


実は大きく体調を崩しまして、体調回復につとめておりました。

医者にもかかって調べてもらったのですが、検査上は問題が無く原因不明とのことでした。


気分の問題とも言われましたが、私はこれが気分だけの問題だとは思っていません。

おそらく西洋医学に抜けている穴にちょうどはまり込んでしまったのでしょう。

つまりこの原因は、自分で考えて自分で見つけ出しなさい、ということなのだと思いました。


そんなわけで、仙骨神経障害というキーワードを主軸にして
これからもちょくちょく考察を続けていこうと思います。




今回は座骨神経痛と血圧の話です。


何故、仙骨神経障害の話に座骨神経痛の話が
関係してくるのでしょうか。

実はこの二つの病気には症状に共通する点があります。

それは、下肢の脱力、痺れです。


座骨神経の圧迫によって下肢の脱力や痺れが現れることは知られています。

しかし、仙骨神経障害で下肢の脱力や痺れが現れるとは
現状考えられていません。

ですが、仙骨神経障害の闘病をされている方の証言では
直腸検診によって足の痺れが現れるという
症状が実際に報告されています。


それらの方々によると、足の痺れは排便の時や、
立ちっぱなしや歩きっぱなしのときに起きると言われています。


座骨神経痛の下肢の痺れの原因は、座骨神経が筋肉や
血液のうっ血によって圧迫されるからと考えられています。


従って、仙骨神経障害における下肢の痺れは
骨盤底筋が麻痺することで座骨神経が圧迫されるからか、
直腸に便が溜まることにより麻痺した骨盤底筋が
座骨神経を引っ張ったり圧迫するからだ、

と、仮説を立てることができます。


座骨神経は複雑な筋肉の間を通っており、
骨盤底筋の麻痺により座骨神経痛が引き起こされる
可能性は十分に考えられます。

つまり仙骨神経障害は座骨神経痛に直接関わるとは
考えられないが、間接的に座骨神経痛を引き起こす
のではないかと、私は考えています。




さて、次は下肢の痺れと血圧の関係性についてです。



脊損などによって下半身不随になった場合の
有名な症状として、急に体を起こしたときに血圧が下がる
「起立性低血圧」という症状が起こります。

これが何故起こるかというと、下半身の神経と
筋肉が麻痺することにより、下半身が血液を
心臓に送り返すことが出来なくなるからです。


足の筋肉が下半身の血液を送り返していることは
よく知られています、それゆえ足は
「第二の心臓」とも言われています。



さて、ここで話は座骨神経痛の話に戻るのですが
座骨神経痛の症状では下肢の脱力や痺れが起こります。

これは言い換えれば、下半身が不全麻痺を
起こしていると言うこともできます。


とすれば、下半身不随ほどでは無いにしろ
足の神経や筋肉の働きは悪くなり、軽度の
起立性低血圧を起こす可能性は考えられるでしょう。


実は、下半身不随による起立性低血圧以外にも
身体の姿勢によって低血圧を起こす症状というのは
存在が認められています、その症状は
「体位性低血圧」と呼ばれています。

体位性低血圧の原因は、今のところ不明とされています。
私はその症状は、神経麻痺などによる筋力低下によって
血液の循環が悪くなるからなのではないか、
と考えています。



また私は、足の麻痺だけでなく、骨盤底筋の
麻痺によっても起立性低血圧や、体位性低血圧が
起こるのではないかと考えています。

足の血液が足の筋力によって送り返されているのならば、
お尻や股の血液はどうやって心臓に送り返されているのでしょうか?


現状の医学では、それらの血液は心臓の
ポンプ機能と自律神経による血管の収縮によって
吸収されていると考えられていますが、
足の筋肉に血液のポンプ機能があるとするならば、
骨盤底筋にも血液ポンプ機能があると考えても
無理は無いでしょう。



もし骨盤底筋の麻痺によって身体の血圧が微妙に
変わるなら、その症状は身体の頂上でかる、頭
つまり脳血流にまず現れると考えられます。

となると、脳血流が低下するので、結果として
うつ病と似た症状が現れるかも知れません。



現状、西洋医学では、腕で測った血圧は体全体で
一定していると考えられています。

しかし、東洋医学などでは心臓や内臓の位置によって
身体の血液の循環が変わるのではないか、という
考え方が存在します。

私はこの領域では、西洋医学より東洋医学の方が
正しいのではないか、と、ぼんやり考えてもいます。



実際、腕で測った血圧は高血圧なのに、
脳の血流を測定すると血流不足という場合が
多々存在しています。

西洋医学の、腕で測った血圧が正常なら問題無し
という考え方は、今後次第に訂正されていくのではと思います。




また、神経の麻痺による血液循環の変化は
それだけで自律神経系の異常を引き起こすのでは
ないかとも考えられます。


神経の麻痺により血液ポンプ機能が低下した場合、
その症状は人体の頂点である脳に一番顕著に
現れるはずです。


脳に流れる血液が低下した場合、脳は頭へもっと
血液を送るために血圧を上げ、心拍数も上げようと
するはずです。

そうすると、実際の身体の状態より血圧が上がるため
体全体でのホメオスタシスが崩れ、免疫力の低下など
様々な自律神経系の失調を起こす可能性があります。


自律神経失調症は、現状ホルモンバランスの変化
などによって引き起こされると考えられていますが

このような理由によっても起こるのではないか
と考えられるのです。




これらの仮説はあくまでも仮説であり、
これらが実証されるには仙骨神経障害の仕組みが
更に明らかにされて、なおかつ西洋医学における
血圧の考えられ方が否定され、更新されなければ
なりません。


これらが明らかにされるまでは恐らく長い時間がかかり、
今後10年以上は明らかにされないのではないかと思います。



しかし、実際に原因不明の症状がある以上、
それらの症状には何かしらの原因があり、
それらはやがて明らかになるはずなのです。



これらの病気の原因が一刻も早く明らかになり、
正しい治療が受けられるようになることを
私は心より願っています。