自律神経失調症と夢の話、続編 | エネマグラによる前立腺開発、およびドライオーガズムの後遺症と闘い、研究するブログ

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タイトルの通りです。私自身が後遺症患者なので、私の日々の症状や出来事、考察などを書いていくつもりです。現在、仙骨神経障害と診断されたため、仙骨神経障害について主に書いています。

自律神経失調症と夢についての発想がまた湧いたので
ここに書いておくことにします。



睡眠時にはレム睡眠とノンレム睡眠の二種類
があることはよく知られています。


この二種類のうち、自律神経とよく関わっているのが
レム睡眠だと言われています。

レム睡眠は脳の活動が活発となり、夢を
見ている期間ともよく知られています。


レム睡眠、ノンレム睡眠時、共に交感神経が休眠し
副交感神経が活動していると考えられています。


ではもし自律神経失調症がここに加わったらどうなるでしょう?



レム睡眠は脳の活動が活発になり、代わりに
自律神経の活動が不安定になります。

この状態のときは睡眠が浅い分夢を見ている
状態となっています。


もし自律神経のバランスが崩れ、慢性的に
交感神経の亢進状態が続くとどうなるでしょうか。


レム睡眠時に通常休んでいるはずの交感神経が
過剰に働いてしまうことにより、眠りが
浅くなってしまうことが考えられます。


そのかわり、レム睡眠時の自律神経がより
交感神経寄りになるため、夢を見やすくなる
と考えられるのです。




一方、ノンレム睡眠時には自律神経支配は
ほぼ副交感神経のみで安定していると言われていますが

交感神経の亢進が起こっている場合、副交感神経の
働きが弱くなってしまうため、体力回復機能が
弱まってしまう可能性があります。




逆に、もし副交感神経の亢進が起こったら
どうなるでしょうか。


レム睡眠時の自律神経支配が過度に副交感神経
寄りにより、夢を見づらくなります。

また、もしβ遮断薬で悪夢を見る理由が
副交感神経の亢進だとしたら、脳の活動が
不活発になるため、悪夢を見やすくなるのかもしれません。


また、ノンレム睡眠時の副交感神経支配も過剰になるため
全体的な睡眠時間が伸び、過眠の症状を
示すことになるでしょう。




このように考えることで、自律神経のバランスが
睡眠時の脳活動に影響を与える可能性が
多大に考えられるようになるのです。


「自律神経の失調症は単なるストレスの病気だから、ストレス解消で治るだろう」
という医者の軽い考えは、
今すぐ改められるべきだと思いますね。


また、睡眠時の脳活動にまで自律神経の失調が
現れるということは、精神的な物が原因ではなく
神経因性的な器質性の自律神経障害が
考えられます。


ちょうど神経因性骨盤臓器症候群(NIS)の登場により
仙骨神経叢の障害が様々な病気の原因となっている
可能性が今後どんどん明らかになっていくでしょう。


全国の「自律神経失調症」を診断する医師達は
軽い気持ちで考えず、その原因が器質性のもので
ある可能性も十分に考える必要があると思います。