”時は金なり”
僕はこの言葉にずっと疑問を持っていた。
むしろ僕は激昂する、
「ふざけんなッ!!
何が”時は金なり”ってんだッ!!
時は金なんかじゃねぇッ!!」
「”時は命だッ!!!!」
そう、
Time is Moneyではない。
Time is Lifeなんだ。
数日前まで僕は風邪を引いて体調を崩していた。
寝るとき、
布団の中で僕は何をしていたかというと…。
「ゴソッ…」
そう、
「ゴソゴソッ…」
聴診器をもって自分の心臓の音を聴いていたのだ。
…ドクン、ドクン
…ドクン、ドクン
規則正しいリズムで心臓は鼓動を重ねる。
僕はそれを聴きながら、
とてもゾクッとする感触と共に、気付いたのだ。
「あぁ…。
コイツはいつも、俺のために動いててくれてたんやな…。」
風邪を引いてても、
テンションが低くても、
怒られてしゅんとなっても、
笑ってるときも、
寝てるときも、
コイツはずっと俺のために動いてくれていた。
僕をゾクッとさせたのはそれだけではない。
”生命の律動”
まさにそう言い表すにふさわしい響きだった。
…ドックン、ドックン!!!!
…ドックン、ドックン!!!!
「こ…これが病人の身体の鼓動かッ!!!?」
それほど力強かった。
それほど猛々しかった。
…ドックン、ドックン!!!!
…ドックン、ドックン!!!!
「あぁ、俺の心臓が一生懸命俺を生かそうとしてくれてる…。
生命の律動…。
すげぇ…。
ありがとうな。」
その言葉が自然とこぼれた。
そういえば、こんな話を昔聞いたような気がする。
「命ってさ、みんな心臓が1億回鳴ったら死ぬんだって。」
「ネズミも、鳥も、犬も、ゾウも、ハチも。
心臓が1億回鳴ったら、寿命で死んじゃうんだって!!」
事の真偽がどうであるかはいいのだ。
わかっていることはただひとつ、
僕らは命を鳴らして生きているッ!!!!
生命のリズム、
心臓の鼓動、
命の叫び…。
命を鳴らそう。