鳩山代表に「故人」献金? 少なくとも5人、120万円

http://www.asahi.com/politics/update/0616/TKY200906150338.html

民主党の鳩山由紀夫代表の政治資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書に、すでに亡くなった人が個人献金者として記載されていることが分かった。朝日新聞が03~07年分の報告書を調べたところ、少なくとも5人の故人が延べ10回、120万円分を献金したことになっていた。遺族のうち、1人は「よく分からない」と答えたが、4人は「死亡後に献金した事実はない」としている。

 05年3月に亡くなった東京都内の旅行会社元社長は、生前から献金があり98~00年に年1万円、03年は25万円、04年は24万円が記載されていた。ところが死亡後もそれが24万円(05年)、10万円(06年)、15万円(07年)と続いている。

 元社長の妻は05年以降の個人献金を否定したうえで「なぜそんなことになっているのか。死亡後の献金なんて不愉快」。旅行会社側も「経理担当者が確認したが、会社がかかわった献金はなかった」と困惑気味に語った。

 04年12月に死亡した愛知県の建設会社元社長は生前、98年から6年連続で1万円を献金。死亡後は途絶えていたのに07年になって突然10万円が記載された。遺族は「変な話だ。何かの間違いではないか」と話した。

 02年12月に死亡した都内の元国立大教授の場合は、生前の01年から献金が始まり死後の03~06年にかけても計46万円分の記載があった。元教授の遺族は「夫の死後、個人的なお礼で1度だけ夫人に10万円を渡したと思う」と話すが、その10万円が献金として処理されたのかどうか不明という。

 鳩山氏は5月の代表就任会見で企業・団体献金の3年以内の禁止を打ち出した。さらに今春に配信した自身のメールマガジンでは、個人献金に対する税の優遇措置の拡大を訴えており、「企業献金から個人献金へ」の流れを唱える代表的存在だ。

 鳩山事務所は朝日新聞の取材に「誤記載だとは思うが、全体を調べてみたいと思う。事実とすれば本人や遺族に申し訳なく、誠心誠意対応したい」としている。

(引用以上)


『企業団体献金の全廃』『個人献金を税制上優遇する=個人献金の奨励』は政策的には良い事でしょう。

この際ザル法と言われる『政治資金規正法』を本気で改めたいと鳩山氏が粉骨砕身で頑張っているなら・・・


ただ、「個人献金」ならぬ「故人(こじん)献金」を数年に渡って受け取っていたのですか、鳩山由紀夫さん?

記事にあるように「誤った記載」で済む話ですかね?

遺族や元仕事仲間も「(死後の)献金って気持ち悪い」「(死後の献金の)事実は無かった」と言われていますから、「誤った記載」で「誠心誠意対応」じゃなくて、何故こういう経緯でこのような奇妙奇天烈な献金が数年にも渡って行われていたのか?とメディアを通じて説明する責任がありますよね?


もしこれが与党の議員なら、メディア&野党が有る事無い事色々捲し立てて、「辞職だ」「責任を取れ」だの大合唱しますよね?

何故マスメディアさんはもっと大々的に報道しないのですか?


その上、鳩山由紀夫氏が親しくしていた後援会員の生死を知らないわけが無いですし、こんなもの普通に考えても「法の抜け穴を狙った姑息な献金」でしょう?

またいつもの「私は関知していない。事務所スタッフの不手際だ!国策捜査は許さない!」で説明せずに逃げる気ですか、鳩山由紀夫さん?プンプン


与党、共産党、マスメディアにはガンガン報道して欲しいですし、大騒ぎして欲しいです。


与党ばっかりバッシング、野党は大目・大甘対応ではメディアも公正さ・公平さに欠けますよ。