昨日新日本プロレス所属の山本尚史選手が「無期限海外遠征」に出ることになり、その壮行試合を第三世代の永田裕志選手の間で行うことになったとの報道があった。

山本尚史選手の海外遠征については「遅きに失した・・・」と思うが、多くの選手が色んな体験を積み、その後マット界を代表するようなレスラーに成長して行ったように、山本尚史選手にも是非そうなれるように頑張って欲しい。


山本尚史選手のデビュー同期は長尾浩志選手(元男子バレー選手、現ハッスルで活躍中)、中邑真輔選手が居る。

そのうち、長尾選手は早々と新日本プロレスを退団し、「ハッスル」に活躍の場を移したので、新日本プロレス内では「山本尚史中邑真輔はライバル関係になっていった。」

中邑選手はデビュー二年足らずで初挑戦だったIWGPヘビー級王座において王者の天山広吉を破り、見事IWPG史上最年少王者誕生となった。

その後も総合格闘技にチャレンジしたり、常にベルト狙える戦いをするなど、もはや「中邑真輔は若手の一人」とは言えなくなって来たのであった。

一方、山本尚史選手はこれと言った結果や実績も残せず、今迄に至っているのが実情。

先日も無期限海外遠征から帰国した後輩である元ジュニア戦士の後藤洋央紀選手に負けてしまった。

その後も後藤選手は飯塚高史選手や天山広吉選手を破り、戦いぶりが認められ、遂にIWGPヘビー級王者(現王者:棚橋弘至)に挑戦する事が許されたのである。

山本選手にとっては悔しかったであろう。

同期の中邑真輔選手に出世競争で負け、後輩の後藤洋央紀選手にも負け、「今迄俺がココで戦ってきたものは何なのか?」と自問自答しているであろう。


山本選手にとってはこれがもう最初で最後の海外遠征だと思う。

無期限なので一年~一年半は帰ってこないのだろう。

その間に色んな経験をし、自分に足らざる物は何か?どうすれば強くなれるか?を自分で見つけ、新技を開発するなりして一回りも二回りも成長した山本尚史として新日本プロレスのマットに帰ってきて欲しい。

現在も師匠である後藤達俊氏に教わった「(殺人)バックドロップ」をモノに出来れば、彼はもっと強くなれるはず。


山本尚史さん、暫く逢えないのは寂しいけど、強くなって戻ってこられること期待して待ってます。

絶対に強くなって戻って来て下さい!