ブログネタ:思い出のナツメロ

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私にとっては「ごめんよ涙(by田原俊彦)」です!
ドラマ「教師びんびん物語Ⅱ」の主題歌でもありましたこの歌、三十代以上の方なら聞いたことあるのでは無いでしょうか?
このドラマが放送されたのは平成元年(1989年)4月~6月でした。

私が高校卒業後、自宅浪人する羽目になり、その追い討ちをかけるが如く、長年病気療養中だった大好きな大好きな祖母が4月20日に旅立ったのです。
しかも某国立大学二次募集の合格発表(結果は不合格)の翌日に亡くなるという、私の今後を見守るような亡くなり方に大変ショックを受けました。
「旅立つなら合格切符を渡してやりたかった!」と。
で、その後の私は勉強ばかりやりすぎ、急性胃炎になり、その結果何故か引きこもり&外出恐怖症(パニック障害)になりました。
人の大勢いる場所に出て行けなくなり、また近くに精神科も無く、一人で何とかしようと夜中にサイクリングしたり色んな事をしていました。
結局その症状が治まったのが平成3年(1991年)秋頃。
およそ二年半もの月日がかかりました。
翌年には某大学の通信教育課程に無事合格しました。

そんな頃の私を励ましてくれていたのがこの「ごめんよ涙」でした。
失恋の歌らしいのですが、私はトシちゃんの声を聴くのが何よりの楽しみだったので、歌の意味など気にはしませんでした。

と思っていたら、今から十年近く前、クラス会で昔付き合っていた彼女から「私卒業式のときにあなたにプレゼントしようと待っていたのにちっとも来てくれなかったやん!どういうことやの!」と一喝されました。
どうやら、卒業式の後彼女が私を待っていると言う知らせが私にうまく伝わらず(私はさっさと帰りました)、このような結果になってしまったようです。

ごめんよ涙」は失恋をした男女が別れてそれぞれの道を歩む・・そんな感じの歌だったと記憶しています。
卒業式後でのああいう出来事がきっかけで私と彼女は別々の道を歩んでいる事を知り、お互い励ましあっていました。
そういう想い出もこの「ごめんよ涙」にはあります。

因みに卒業式が行われたのは平成元年。
卒業式の前日には大喪の礼がとりおこなわれました。
まさに昭和と平成を味わった時期の卒業式でありました。