2007年はBRICsを始めとした新興国の躍進にサブプライム危機と続いてきましたが、ITバブル以降世界経済の牽引役だったアメリカの不動産や金融セクターが痛み、それを流動性供給で手当てしようとしている以上、来年は不動産や金融が再び牽引するというよりはやはり資金流入先として新興国とコモディティーははずせません。
それに対して先進国は環境や知的財産権などの付加価値を押してくると思います。
経済成長や資源を前面に押し出したい中国やロシア、中東と、環境や知的財産、自国民の所得や生活水準の維持を図りたい欧州、アメリカの趨勢はいよいよ妥協点を見出せずに対立感を深める可能性もありかと思います。
バリで開かれているCOP13でも環境をめぐっては先進国と新興国の溝は埋まりそうもないほど大きいようです。また、アフリカを巡っても各国の思惑が交差しているようで、新たな火種の可能性もあります。これらが決定的な対立の端緒にならなければいいのですが。
あとはロシアが3月、アメリカ11月に大統領選もありますのでこちらの結果次第でも大きく政策などが変化していく可能性があります。個人的にはアメリカが排出権取引を政府として導入することに期待しています。
2008年は波乱の一年になるかもしれませんが、その分投資チャンスはかなり多くなるでしょう。