季節の変わり目は私を不安定にさせる。
依存性だとは思わないが、どこかセフレや彼との次回のセックスの予定に頭を悩ませ、前回のセックスの余韻に浸り、身体の疼きを感じている。
それはきっと秋という季節特有の「人肌への恋しさ」があるのではないだろうか。
そして春は鬱々とした季節からの開放感からか、どうしようもなく快感の中で身を捩らせながら身体の中でも春を感じたくなる。
冷めた身体を暖めて欲しい。
コンビニの電子レンジのようではなく、コトコトと煮る手間のかかる料理のようなセックスで暖めて欲しいのだ。
そしてその中で、セフレや彼へもそうありたいと思う。
私はただ、相手へしてあげたいことへの欲求が不満なだけなのだ。
私にしてくれることへの「お返し」が私の中で足りてない。