悲しげな表情をした少年が いた。
哀が?書いたのか?
本当に?
涙が自然とあふれる。
どうして、
あんなに、明るい、悩みのなさそうな哀が
こんなに悲しげな表情をかけるのだろうか。
強い意志を持ちながらも 悲しげにかげった瞳が 目をそらすなといっているようで。
「哀・・・・。」
たった一枚の
絵に込めた 君の気持ちを
今さら確かめられはしないだろう?
これが、君の
遺言書・・・?
ピクッ
「!?」
少年が、動いた気がした。
「俺、疲れてんのかな・・・」
『おいおい、見間違いのふりしてんじゃねぇよ』
スケッチブックの中の少年が言う。
「!!お、おま・・・・」
『おっと、質問は受け付けない。唯一つ答えてもらう』
「・・・・・なにを・・・」
ひょいと出てきて(しかも絵)いきなり答えろだなんてあまりに強引過ぎないか?
「お前は、俺の主人の心を知りたいんだろ?」
主人というのはどうやら哀らしい。
小さくうなずく。
「なら、着いてきな」
「は!?」
どうやって?そんなことを考えてる暇も無かった。
なぜなら、
スケッチブックの中に引きずり込まれたのだから。
Forget. 参 完