世界には、あまりにも酷く辛く残酷な現実が多くあります。
神さまは、人を救ってくれないのかと思うことも自然です。

 

最近読んだのですが
桜井識子さんの「神さまのなみだ」という本で
あの3.11 東日本大震災の時に、地元の神社の神様達は全力で
人間を助けてくれていたという話がありました。

 

桜井さんは、神社などにいる神様と話ができる人だそうです。
そして、大震災後に初めて東北の神社を訪れると
神社の神様の多くが、会話もままならず存在も危ういほど
力を無くしていて10、10数年以上たっても回復しないほどに
大震災時に人を出来る限り救うために

力を尽くして下さっていたそうです。

 

私は、この話を信じることにしました。
 

神社などにいる神様は、全能の神(宇宙の法則・ワンネス等と呼ばれるもの)
とは違う存在で、地震が来るのは直前にしか分からないそうです。

助かった人達の多くに、何かに呼ばれて助かったとか
奇跡的に助かったという話が
もしかしたら、神様たちの力添えだったかも知れません。


実際に、津波が地元の神社仏閣のある場所までで
止まっている箇所が多いと、ニュースにも出たそうです。

 

もちろん、神社仏閣のある場所が地形的に波が到達しにくい場所
に建てられているからということだとも言えますし
単に結果として偶然助かっただけで
それを奇跡と言うのはおかしいという見方もできます。

 

でも私は、神様達は全力で人々を救おうと
してくれたのだと信じます。

 

桜井さんの本を読むと、神様がとても身近に感じられます。
『運玉』の文庫版(文庫版の追記が大事)では
豊臣秀吉さんが祀られた神社の話が出てきます。
秀吉さんとの会話で、秀吉さんのキャラが素晴らしく愛らしくて
心が温かくなります。
 

そして、人の信仰と神社仏閣の神様との関係や
神様の成り立ちやあり方が
とても興味深くて、理解が深まりました。


   

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