対リーチ判断イーシャンテン(途中経過) | 哭かねー竜の麻雀譚

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統計などを用いてなるべく、理論的に、ロジカルに検証していきたいです。
背中は煤けません

あけましておめでとうございます



大晦日に風邪をひいたため引き籠って一人でエクセルいじいじしてました

とても頭が痛い・・・



自分がイーシャンテンの時相手からリーチがかかった場合「危険牌をつかんだらベタオリする」という前提でどこまで押せるかを検証する



流れとしてはこんな感じになる(他家二人はベタオリ)
$哭かねー竜の麻雀譚-イーシャンテン図


次順安牌を引いた場合はそれを切ってもう一巡繰り返すので循環することになる

計算式としては

期待値A=放銃率*放銃失点値+(1-放銃率)*(被ツモ率*被ツモ失点値+(1-被ツモ率)*(テンパイ率*テンパイ期待値+(1-テンパイ率)*(安牌率*安牌を引いた時の期待値+(1-安牌率)*ベタオリ期待値)))

この安牌を引いた時の期待値は期待値Aから、放銃する事象を除いた値のなで

(A-放銃率*放銃失点値)/(1-放銃率)

が安牌を引いた時の期待値になるんだが、これをこのまま代入するとエクセルで循環参照となってしまい計算できない・・・
(x=2x+1をエクセルで計算できないように)

そこで、参照するAを2つに分割して、その2つが同じなる値を入力すれば、その同じになった値が解になる


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例 x=2x+1を求める


B11に=2B11+1を入れると循環参照になって計算できない


$哭かねー竜の麻雀譚-計算1


代わりにB11に=2B10+1を入れて

$哭かねー竜の麻雀譚-計算2




B10にB11と同じ値になる数字(-1)を入力するとそれが解になる
$哭かねー竜の麻雀譚-計算3

正直もっと良い方法ありそうだけどな・・・
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そしてこの計算式の各値を以下のように設定する


(子-子)
放銃失点値 -5670
被ツモ失点値 -1825

(無スジ)
切る牌の放銃率 0.1

(リーチ者の和了枚数6枚)
リーチ者ツモ率 0.044117647

(両面×2のイーシャンテン、受け入れ16枚)
テンパイ率 0.117647059

(テンパイした時良形8000点リーチなし)
テンパイ期待値 2400

(データないので大体)
安牌率 0.2

循環(安牌を引いた時の期待値) -746.1111111
期待値と同じ値を入力 -1238.5

ベタオリ期待値 -1200


この場合の期待値が

イーシャンテン期待値 -1238.548443

となってベタオリ期待値が-1200なのでどっこいといったところ


しかし、これにはまだまだ問題がある


①順目が深まるごとに変化していく値を考慮していない

例えば、

テンパイ期待値は順目が深くなるごとに高くも低くもなる
(切る牌の危険度が低ければ高くなり、危険度が高ければ低くなる)

次順安牌を引く確率は順目が深くなるごとに高くなる
(安牌が増えるため)

ベタオリ期待値は順目が深くなるごとに高くなる

②安牌はどこまで安牌とすべきか
危険牌を引いたらベタオリするっていう前提だけど、この指標ができたことにより「5%まで押せる」ということが分かったとしたら「5%以上の危険牌を引いたらベタオリする」という前提になってしまいズレが起きそう

③他家二人が和了も振り込みもしないのは現実的じゃない
これを考慮に入れるととても面倒くさい
データも無いし



まあこれらを考慮すると感覚的にはもう少し押す側に傾きそうな気がする

①についてはVBAによるシミュレータで考慮できないかと思う