家を出たのはいいけれど

この炎天下の中、子供を連れて歩きまわることはできない。


私は少し先にあるファストフードへ行くことにした。


気持ちは声をあげて泣きたかったし

家の近所にいる事も嫌だった。

ここで少し涼んだら

タクシーを呼んでどこかのホテルへ泊ろうと思った。


そこへ主人からメール。

出かける

たった一言。謝る気はなさそうだ。


私だって今回ばかりは謝る気はない。

悪いのは主人なんだから。


冷たいジュースを飲んで

少し落ち着いた。

ジュースを飲んでいる最中は

まだ悔しくて、悔しくて

ツイッターにつぶやき続けた。


落ち着いてきたので

主人のメールに返信した。


不安だと伝えただけで、あの暴言はないんじゃないのか

不安を取り除くどころか、さらに不安にさせられた

これからそんな気持ちにはさせないようにするよ

そんな一言で、私の不安は少なくなったかもしれないのに


主人からは1時間も返信がなかった。


私はその間に

一時的に家に戻った。

子供は眠そうだったし

私も外で平気な顔をし続けるのはつらかった。


主人からの返信はまた一言。

私と話をするのを避けているのかもしれない。


私はちゃんと話をして解決したいのに

そう思っているのは私だけなの?

このままじゃ、私は悪い方向にしか考えられない。

私と会いたくないのなら、私は出て行くけど。

もう1回メールした。


主人は、

落ち着くために少し時間が必要だと言った。

2人の関係をこんなふうにしたくないし、自分も傷ついたとも言った。

そして最後に、ごめん。と。


私は

周りの人にバカだなって言われても

それでもやっぱり離婚したくない。

こんなことをされても

主人を愛しているし、だから浮気されることに傷つく。


だけど私にも分かる事はある。

主人が傷つくなんておかしな話だってこと。

私は絶対に謝らない。