主人は基本的にやさしい。
私にも、子供にも。

私は鈍いほうだけど
女の勘が働いてしまったのか
それとも主人が私に安心しきって油断したのか・・・
知りたくなかったことを知ってしまった。

考えてみれば
今までにも「あれ?」と思うことはあって
知ってしまうのが怖くて
自分で知らないようにしていたのかもしれない。

今回の「あれ?」は
短い期間に続けて起こったので
さすがの私も気になって
こんなこと絶対したくなかったけれど
主人が普段使っている本棚をちょっと覗いてみた。

本と本の間に
小さな紙袋

開けてみると
そこには、値段こそ高くはなさそうだけど
数個のアクセサリーが入っていた。

正確にいえば
人のものを盗み見ることを躊躇していた私は
あまりよく調べなかったので
その時点ではアクセサリーが数個あることには気づかなかった。

主人がアクセサリーを買った?
誰に?

「あれ?」と思うことが続いた

アクセサリーを隠していた

それで浮気だろうと思うのが普通なのかもしれないけれど
それでも信じたくなくて

もしかしたら私にサプライズのプレゼントかも
なんて本当に馬鹿みたいに考えようとしていた。