プロポーズの言葉は正直しっかりとは覚えてはいない

というか指輪の箱、あの伝説のティファニーのブルーボックスとやらを
白いリボンで気品あふれる感じに彩られたそれを、ぐっと右手でつかんで前に出されたんだ

その日、クリスマスイブなんだけど夜11時から予約をしてあるという

わたしはあまりに心配だったので、
それを聞いたときはへえ…と言って〆たんだけどその夜、そのレストランにこっそり電話して聞いてみたんだ(もう怖いよこの女)

あ、一件だけ入ってますよ!

という返答がきて、わたしから電話あったことは内緒で!と念押した(いやだねほんとキモいよ)

(彼を信用してないことになるから彼を問い詰めたりせずにこっそりしたかったんだよ、逆にヤバい女だね)

夜10時半。いつもなら車でいくのに、なぜかタクシーでいこなんていう彼
リッチ~と思いながらもワクワク乗り込み、ついたお店は和風フレンチみたいな高級すぎるそれだった!

しかも二階の個室…びっくり
夜景は一個も見えないけど、その手配してくれた彼にありがとしょぼん

料理なんか、前菜だけで三つもあってシャンパン一杯1260円。
あまりにゴージャスでスイートなお味に二杯もいただいてしまった…!

最後の肉のときなんかおなかパンパン
前菜3つも食べ切ったことを後悔した。

わたしはそれぞれのメニューを一つずつ大切に画像におさめたよ。
しかも途中でアコースティックギター持った人が弾き語りしますよ、て来てちょっと引いた
喜んどいたけど!

リクエストありますか?なんてそのこじゃれた30代後半に言われて
50回転ズとかリクエストしたかったけど彼もいて恥ずかしかったので
クリスマスソングをいくつか

お金持ちの遊びみたいなディナー!

つづく

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