わたしの通ってきた道の中でどうしても外せない思い出がある
自己形成の時期の、私の自信ともなる記憶
一番柔らかい17才のときから五年ほど付き合っていた恋人のこと
六歳年上で、あれこそ溺愛とよべるものだった
何もしないそのままの私を受け入れ、気に入り、電車で四時間以上かかるところを毎週私に交通費をもたせ、半分は車で二時間かけて迎えにきていた
その週末を、彼は出会った日から決めてくれて、土日は必ず彼に会うのが義務のように、またそれを心待ちにして金曜日の夜に電車にのりこんでいた17才。
悩みなんか思い出せない
あったかどうかさえわからない
ただ、当たり前のように彼しか見ておらず、どう考えても運命の人だった
…気がするのではなく今でも心からそう思う
わがままも思ったことも怒った表情も涙もぜんぶそのままを表現し、
さみしいときもつまらないときも何もかも伝えた。
ケンカも多かったけど彼は大人で全てを解決するように手配してくれてたな…
暇さえあればメールに電話
たまには手紙も届いたな。
日曜日の朝、彼は出勤で、わたしは昼の電車に乗らないといけないがいつも寝てて、彼はその間に私の財布に交通費をいれてくれる。
そのときが本当に泣ける。
あの頃まだ23.4だった彼
愛としか呼べないな
たまに給料がたくさん入ったからと私の口座にお金も振り込んでくれ、
わたしは自分の財布を持っていたかすら今は思い出せない。
もちろんユキコ道とかは一切知らず、ルールズ違反もしまくりガール
そのままが聞いて呆れるほど、そのままのわたしを愛してくれていたな
一度私の自宅にくることになり、わたしは二階に部屋があったのでハシゴでこい、といったが大事な私のためなので絶対に親に挨拶をする、と玄関からきた。
私は母に反抗期だったため、本当にいやだったが、しっかり挨拶してくれ、母は私の彼をすごく信頼し、たまに電話し合う仲になっていた
結果、若すぎて頭もアレだったわたしは、蝶々の小悪魔な女になる方法をよみ、価値観が変わり、もてたくなったりし、しかも彼の甘やかしが限度をこえてたのか、彼を身内にしか見れなくなり恋できなくなった
恋の終わりはキスを拒否したくなったときにはじまる
こんなことを思い出しながら出勤の時間になりそうです
自己形成の時期の、私の自信ともなる記憶
一番柔らかい17才のときから五年ほど付き合っていた恋人のこと
六歳年上で、あれこそ溺愛とよべるものだった
何もしないそのままの私を受け入れ、気に入り、電車で四時間以上かかるところを毎週私に交通費をもたせ、半分は車で二時間かけて迎えにきていた
その週末を、彼は出会った日から決めてくれて、土日は必ず彼に会うのが義務のように、またそれを心待ちにして金曜日の夜に電車にのりこんでいた17才。
悩みなんか思い出せない
あったかどうかさえわからない
ただ、当たり前のように彼しか見ておらず、どう考えても運命の人だった
…気がするのではなく今でも心からそう思う
わがままも思ったことも怒った表情も涙もぜんぶそのままを表現し、
さみしいときもつまらないときも何もかも伝えた。
ケンカも多かったけど彼は大人で全てを解決するように手配してくれてたな…
暇さえあればメールに電話
たまには手紙も届いたな。
日曜日の朝、彼は出勤で、わたしは昼の電車に乗らないといけないがいつも寝てて、彼はその間に私の財布に交通費をいれてくれる。
そのときが本当に泣ける。
あの頃まだ23.4だった彼
愛としか呼べないな
たまに給料がたくさん入ったからと私の口座にお金も振り込んでくれ、
わたしは自分の財布を持っていたかすら今は思い出せない。
もちろんユキコ道とかは一切知らず、ルールズ違反もしまくりガール
そのままが聞いて呆れるほど、そのままのわたしを愛してくれていたな
一度私の自宅にくることになり、わたしは二階に部屋があったのでハシゴでこい、といったが大事な私のためなので絶対に親に挨拶をする、と玄関からきた。
私は母に反抗期だったため、本当にいやだったが、しっかり挨拶してくれ、母は私の彼をすごく信頼し、たまに電話し合う仲になっていた
結果、若すぎて頭もアレだったわたしは、蝶々の小悪魔な女になる方法をよみ、価値観が変わり、もてたくなったりし、しかも彼の甘やかしが限度をこえてたのか、彼を身内にしか見れなくなり恋できなくなった
恋の終わりはキスを拒否したくなったときにはじまる
こんなことを思い出しながら出勤の時間になりそうです