2023年ドラゴンズ選手に一言 

9 アキーノ(アリスティデス・アキーノ) 外野手

 

 

1994年4月22日(29歳) 195cm/108kg(不明) 右投右打 ドミニカ共和国 

セナペック高-レッズ 1年 

 

打率.154 20試合 68打席 65打数 10安打 

二塁打4 三塁打0 本塁打1 塁打数17 打点6 得点2 

三振32 四球2 死球0 犠打0 犠飛1 盗塁0 盗塁死1 併殺打0 

出塁率.176 長打率.262 OPS.438 得点圏打率.250 失策3  

 

(ウ)打率.183 68試合 219打席 202打数 37安打 

二塁打10 三塁打0 本塁打7 塁打数68 打点25 得点16 

三振66 四球12 死球4 犠打0 犠飛1 盗塁0 盗塁死0 併殺打3 

出塁率.242 長打率.337 OPS.579 得点圏打率.180 失策4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新外国人、右打ちの外野手。

メジャー5年で41本塁打、

2022年も10本塁打を記録している、

現役大リーガー、

推定年俸1億700万円、

資金少なめのドラゴンズとしては大盤振る舞い、

打線の強化の、切り札としての獲得でした。

 

 

一方メジャー打席の三分の一が三振で、

特にスライダーやカーブに弱いという評判もありました。

またメジャートップクラスの強肩ということと、

足もかなり速いとのことで、

ライトで相手走者の抑止力になることも、

期待されました。

 

キャンプを無事過ごし、

オープン戦16試合も故障なく順調、

51打席で問題の三振数は21、

評判通り多く、打率も.170ということでしたが、

8安打のうち長打5、

4本塁打1二塁打と、

長打力は評判通り、

最終戦にもホームランと言うことで、

開幕4番ライトスタメンとなりました。

 

 

 

初戦は5打席4打数2安打犠飛1と、

4番打者として機能しました。

3戦目にはタイムリーを放ち、

このまま慣れてくれば…と思わせましたが、

以後3試合ノーヒット、

25打席で11三振、打率.130、

更に守備でも危なっかしい所を見せ、

早くもスタメンを外れます。

 

 

しかし代打起用で、

来日初アーチを放ち、

再びスタメンへ復帰しますが、

輝いたのはその1試合だけ、

4月その後積み上げたヒットは僅か4本、

68打席で32三振、10安打1本塁打、

打率.154の数字を残し5月からはファーム再調整となりました。

 

ファームでは本塁打も出て三振も減ったものの、

5月16試合で肝心の本塁打は僅か1本、

打率も.236、昇格推薦とはならず、

その後も起用され続けますが、

最終的な成績は打率.183、

220打席で7本塁打ということで、

一軍昇格なしのままシーズンを終え、

シーズン終了後に自由契約となりました。

 

 

球種別でコンタクトできていたのは、

ツーシーム・シュートで、

ストレートは.083と絶望的、

苦手と言われたスライダーはやはり.143と苦手でした。

 

もちろんストレートを続けてではなく、

苦手なブレーキ系のボールとのコンビネーションで、

ストレートが打てなくなったということでしょう、

24機会で三振12ということで、

打てるボールがない状態、

4月で見切られたのも無理はないかもしれません。

 

 

外国人は来てみないとわからない。

オープン戦打ちまくっていても、

シーズン入ると沈黙するケースもある中で、

オープン戦の打率が.170の時点で、

厳しかったのかもしれませんね。

 

ただモチベーションの無い中で、

人員不足のファームの試合に、

出続けて貰ったのは、

チームは助かったでしょうね、

もちろん年俸考えたらアレですけど…

 

お疲れ様でした。

 

DONQ☆SYKES