2023年ドラゴンズ選手に一言  

25 石川 昂弥(イシカワ タカヤ) 内野手

 

 

 

2001年6月22日(22歳)186cm/100kg(O)右投右打 愛知 

愛知知多ボーイズ~東邦高校 2019年1位 4年 

 

打率.242 121試合 464打席 434打数 105安打 

二塁打27 三塁打0 本塁打13 塁打数171 打点45 得点32 

三振69 四球22 死球4 犠打0 犠飛4 盗塁0 盗塁死0 併殺打10 

出塁率.282 長打率.394 OPS.676 得点圏打率.184 失策15  

 

(ウ)打率.545 5試合 13打席 11打数 6安打 

二塁打1 三塁打0 本塁打2 塁打数13 打点4 得点4 

三振0 四球2 死球0 犠打0 犠飛0 盗塁0 盗塁死0 併殺打0 

出塁率.615 長打率1.182 OPS1.797 得点圏打率.333 失策0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高卒4年目の三塁手、

3球団競合のドラフト1位、

高校通算55本塁打のスラッガー。

 

1年目2020年のシーズンは2月に左肩の違和感で離脱、

7月に初出場、14試合で8安打も本塁打は無し、

2021年も3月に右太ももを痛め出遅れ、

6月に死球を受け左尺骨骨折で以後出場なしと、

故障に悩まされます。

 

 

2022年漸く順調にキャンプを過ごし開幕一軍、

7番サードで開幕スタメン、

4月まで打率.222ながら本塁打4本、

打点はチームトップタイの16打点と活躍。

しかし5/27に打者走者で一塁手と交錯、

左膝十字靭帯不全損傷で以後出場なし、

これが重症で2023年開幕には間に合わないと言われていました。

 

 

 

しかし4/6に二軍戦で復帰、

4/8には2打数2安打を始め、

4試合連続安打となると、

4/14には一軍で4番サードスタメンに復帰します。

 

 

 

そのまま4番に定着しますが、

5月終了時点では打率.255、5本塁打、

そのうち5月に4本塁打と調子上向きかと思われましたが、

6月交流戦を打率.085本塁打0となると、

中旬に一週間ほどスタメンから外れ調整へ、

7/2に久しぶりの一発が出ると、

7月は打率.364、5本塁打と調子を上げます。

 

 

 

しかしその7月後半、

腰の張りで数試合欠場、

復帰後8/19には頭部死球で10試合ほど離脱、

その後もスタメン出場を続けるも、

8月以降は本塁打3本止まりで、

打率も.239と伸び悩みのままシーズン終了。

 

 

フェニックスリーグ参加も下半身のコンディション不良で離脱と、

いろいろありましたが、

キャリアハイの13本塁打、規定打席到達と、

主力選手としての一歩を踏み出す年になりました。

 

好調だった7月ですが、

実は得点圏打率は.077、

シーズン通じては.184ということで、

得点圏で相手投手がギアを上げると厳しい感じ、

球種ではストレートは.235とやや苦手、

スライダー.275、カットボール.308、フォーク.289あたりが得意球種、

反面チェンジアップ.167、ナックルカーブ.125

遅い球というか緩急対応にやや難ありなのでしょうか。

 

 

左右投手別では右.247、左.255と差はなく、

またゾーン別打率も極端なのはインコース真ん中.136のみで、

逆に得意も高目外中の得意コース.333止まり、

通常打ちづらいとされるアウトローも.196と何とか対応している感じ、

極端な弱点が少ないのは良い傾向と思います。

 

ただ、左投手のアウトローとなると打率.071まで下がります、

左投手の外から少しだけベースをかすめる感じの

ボールへの見極めが課題ということでしょう。

 

まあそれよりなにより、

この選手の場合は怪我対策が一番必要で、

2023年失策15ということですが、

ちゃんとしたコンディションならこの選手、

三塁守備、特にスローイングは安定していたと思います。

 

 

 

 

4月復帰後打撃は良かったのですぐ一軍だったのですが、

個人的には守備も含めてコンディションを戻してから、

出してほしかったです。

実際4月はあまり打ててませんでしたから…

走塁のボーンヘッドもありましたね(これは関係ないか)。

 

怪我がちの選手だけに、

悪いながらに出場を続ける術を、

学んだ一年だったと、

後から言えると良いのですが。

 

本人も契約更改後のコメントで、

「1年間戦うには体力が必要」と話しているようで、

得点圏打率の改善には、

スイングスピードアップを目論んでいるようです。

 

 

 

物足りないという意見もありますが、

このコンディションで13本塁打は凄いという見方も出来ますし、

やはり持っているものは凄いということでしょう、

相手のマークも更に厳しくなるでしょうが、

今後のドラゴンズの命運を握る一人と思います、

2022年手術した膝のコンディションもありますし、

全試合スタメンとは言いませんが、

怪我無く定着を!

期待してます!

 

DONQ☆SYKES