2023年ドラゴンズ選手に一言  

54 藤嶋 健人(フジシマ ケント)  投手

 

 

1998年5月8日(25歳) 177cm/85kg(O型)右投右打 愛知 

東三河ボーイズ-東邦高(甲) 2016年5位 7年  

 

防御率1.07 56試合 当初0 完投0 完封0 無四球0 交代完了0  

1勝 1敗 14ホールド 15HP 4セーブ 勝率.500 

投球回50 2/3 打者196 被安打34 被本塁打1  

奪三振46 奪三振率8.17 与四球14 与死球1 暴投1 ボーク0 

失点10 自責点6 QS率- 被打率.190  

 

(ウ)防御率8.31 6試合 当初0 完投0 完封0 無四球0 QS- 交代完了1 

1勝 1敗 0セーブ 勝率.500 

投球回4 1/3 打者26 被安打9 被本塁打0  

奪三振5 奪三振率10.38 与四球2 与死球1 暴投2 ボーク0 

失点5 自責点4 QS率- 被打率.450 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高卒7年目のリリーフ右腕、

コンパクトなテイクバックから

ストレートとスプリットをテンポよく投げ込むスタイル。

 

 

2年目2018年に初登板、

その年に松坂投手の代役先発で

試合開始15分前に先発が決まり

6回2失点でプロ初勝利、

ローテ投手に加わり8先発3勝(1敗)を挙げる。

 

翌年2019年は血行障害を発症し離脱しますが、

後半復帰し14ホールド

この年リリーフ投手としての地位を固めた、

以後2022年まで通算175試合登板、

通算防御率2点台と安定、

昨年2022年も50試合に登板している。

 

2023年はオーブン戦序盤、

ベースカバーの際交錯し負傷、

一軍昇格は5月となった。

 

 

 

しかしかえって良い調整期間になったのか、

5月は防御率0.79、奪三振率は9.53を記録、

6月に一旦調子を落とすが、

7月以降は35試合で防御率0.00、

9月には離脱したライデル・マルティネスの代わりに4セーブを挙げるなど

キャリアハイのシーズンとなりました。

 

 

2022年との比較では

奪三振率7.64→8.17、

被打率.212→.190

得点圏被打率や四死球は少し増えているのですが、

防御率は2.13→1.07と大幅に改善しています。

 

球種配分はストレート50%、

これにスプリット30%、ナックルカーブ15%、スライダー5%。

これが今年スプリット+5%、ナックルカーブ-5%。

昨年ナックルカーブの被打率が.368ということもあったのでしょう。

2023年もやはり.308と打たれています。

 

あとはスプリットが+5%なのですが、

被打数が上がっていて、

投球の5割を占めるストレートより、

被打数が多いということ、

そして被打率.193、

ただ被打率自体はストレート(.175)の方が良いです。

 

対応されているナックルカーブを減らし、

スプリットを決め球として多用、

最高球速も146→148と少しアップしています。

 

 

 

8月の中旬までは、

ホールドが付かない場面での登板が多かったですが、

それ以降は18試合で1勝4セーブ8ホールド防御率0.00、

セットアップの清水投手の不調や、

クローザーのライデルさんの離脱もあったとはいえ、

今季リリーバーとして、

ワンランクアップしたのではないでしょうか。

 

 

来季はまず血行障害の発症に気を付けつつ、

勝ちパターンの一角として、

期待してます!

 

DONQ☆SYKES