1983年4月の全米TOP100より
GOODNIGHT SAIGON/BILLY JOEL
4/9-16 最高位56位
「死ぬときは一緒…」
アルバム「ナイロンカーテン」から、
3枚目のシングル。
それぞれの曲がその時のアメリカの現実を描く。
「プレッシャー」で人々が浴びる抑圧を、
「アレンタウン」で働けど楽にならぬ労働者の嘆きを、
そしてこの曲でベトナム戦争で生死を彷徨う若者の叫びを、
ビリーの感性でとりあげました。
正直、今、このタイミングで、
見たい映像ではない…。
サビのコーラス、
「死ぬときは一緒…」
これは死に直面してるからこそ、
出てくる言葉ではないでしょうか。
要は、そう思わないとやってられない。
逃げられないんだから闘うしかない。
そりゃ日々ある意味戦いだが、
命まで脅かされないよ。
究極の心理状態。
事情は色々あって、
手の届かないところで世界は動く、
だから願うしかないのだけれど、
これだけは言える、
人と人が殺し合うのは
良いことじゃない。
DONQ☆SYKES