2021年ドラゴンズ選手に一言
13 橋本 侑樹(ハシモトユウキ)投手
1998年1月8日(23歳) 180cm/71kg(A) 左投左打 福井
若狭高浜ボーイズ~大垣日大高校~大阪商業大学 2019年(2位) 2年
防御率3.71 28試合 当初0 完投0 完封0 無四球0 交代完了10
0勝 0敗 ホールド1 HP1 セーブ0 勝率-
投球回26 2/3 打者112 被安打26 被本塁打0 奪三振28 奪三振率9.45
与四球8 与死球1 暴投0 ボーク0 失点11 自責点11 QS率- 被打率.257
(ウ)防御率9.72 10試合 当初0 完投0 完封0 無四球0 QS0 交代完了0
0勝 0敗 セーブ0 勝率-
投球回8 1/3 打者45 被安打12 被本塁打0 奪三振5 奪三振率5.40
与四球5 与死球5 暴投0 ボーク0 失点9 自責点9 QS率- 被打率.353
2年目のリリーフ左腕、
大卒ドラフト2位。
ルーキーイヤーの2020年は
開幕一軍を勝ち取り14試合に登板も、
ホールドなしの基本敗戦処理的役割で、
防御率7.41と結果を残せず終わりました。
2年目の2021年は、
オープン戦6試合で防御率9.00も、
2年続けて開幕一軍。
そして今回は9試合続けて無失点と好調、
特に5月まで15イニングで19奪三振と、
奪三振率の高さが注目され、
5/27にはプロ入り初ホールドを記録しました。
しかし6月に入り、
リードした場面で2試合続けて失点すると、
その後はビハインドのみの登板となりました。
そして7/13カープ戦、3点ビハインドの5回、
4番鈴木誠也を挟み
4人が左打者ということで起用されましが、
結果打者5人に3安打と敬遠(鈴木誠也)、
ストレート、スライダーとも、
勝負所で甘く入り痛打され試合後ファーム降格となりました。
(1:45位から、スライダーが3球外れ、ストレートが甘く入ります)
そしてファームでは防御率9.72と打ち込まれ、
この試合を最後に昇格はありませんでした。
ただフェニックスリーグでは6試合に登板、
8イニングを無失点12奪三振と、
この投手らしい投球が見られました。
とは言え1年目に比べて進化は明らか、
奪三振率は9.45と高水準。
特徴はスライダーで、
2020年は全投球の25%だったのが、
2021年は50%という比率。
しかも被打率は.149、
被打数47で被安打7
つまり40のアウトをとっていますが、
そのうち23が三振という威力でした。
因みに2020年は25%にも関わらず被打数僅か6、
それで4四死球ですから制御出来ておらず、
見逃されていたということでしょう。
このスライダー、背番号13と言うことで、
あの岩瀬投手の「死神の鎌」と比較されるほどですが、
降格前は捉え始められており、
研究されたのもあるでしょうが、
登板数が増えるにつれ重なった疲労で、
キレとか威力が落ちてきていたのでしょう。
来季はそういったところを改善出来れば、
このスライダーは「宝刀」と呼べる上物。
それだけにこのボールを磨くこと、
生かすような組み立てを構築すること、
リリーフ左腕は足りていません。
上物を生かして「勝ち中継ぎ」に
進化してほしいですね。
とっても期待してます!
DONQ☆SYKES